動画・映像の画角(アスペクト比)と解像度
動画・映像の画角について
まだテレビがデジタル放送に移行する前、テレビの画面は4:3でした。
昔のテレビは4:3だった
この画面の横と縦の比のことを画角といいます。
アスペクト比という言い方もします。
(もしくは単にアスペクトと言ったりもします。)
そして、現在のデジタル放送用のテレビの画角は16:9です。
現在の液晶テレビのイメージ
昔に比べて、横長になりました。
現在、ビデオカメラで撮る場合はこの16:9での撮影が標準になっています。
スマホではもう少し柔軟で、16:9を基本としつつも、1:1の正方形で撮れるアプリもあります。
動画・映像の解像度
動画や映像でいう解像度は、横のピクセル数×縦のピクセル数のことです。
ピクセルというのは「画素(ガソ)」のことで、デジタル画像はこの画素(色と明るさを持った小さい四角)がたくさん集まって画像に見えています。
ピクセル(画素)について
現在の標準はFHD(フル・エイチディー)と言われる解像度で
1920px(ピクセル) × 1080px(ピクセル)です。
テレビのデジタル放送の解像度がこれなので、今のところこれが標準で、今売っているデジタルビデオカメラもこの解像度が基本です。
この解像度の横幅を2倍に、縦の幅も2倍にしたものが4K(ヨンケー)と言われる解像度です。
数字で言うと、
3840px(ピクセル) × 2160px(ピクセル)です。
4Kの「K」はキログラムとかキロメートルとかと同じ1000倍という意味の接頭語です。3840pxがだいたい4000くらいだから4Kというわけですね。
なので、前述のFHD(フルエイチディー)を2K(ニケー)と呼ぶ人もいます。
いろいろな映像のサイズ
FHDに対して、4Kは横の長さと縦の長さが2倍なので、面積は4倍になります。
つまり画素数も4倍なので、FHDよりもかなりファイルサイズが大きくなります。単純に4倍のサイズかというと圧縮技術などの関係でそうでもないんですが、結構大きいので取り扱いが大変になります。
ただやっぱり、画素が多い分、4Kテレビで4Kの映像を見るとキレイですね。
今のところは4Kで撮って、編集してFHDで納品ということが多いのでいいんですが、だんだんと4Kで撮って(もしくは8Kとかで撮って)4Kで納品というのが普通になっていくのかもしれません。
ちなみに、DVDの解像度は720px × 480px でした。Standard definitionを略してSDサイズと言います。一昔前はスタンダードでしたが、上の図の4Kと比べるとかなり小さいですね。
※なお、JPEGやPSDなどのデジタル画像の世界で「画像解像度」というと、また別の意味合いになります。それはまた後日。