Lesson 35 エクスプレッションで文字を動かし続ける方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 35 エクスプレッションで文字を動かし続ける方法 DaVinci Resolveでは、キーフレームを使って文字や画像に動きを付けることができます。 Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編1)でやった通り、キーフレームは「◯秒◯フレームから、◯秒◯フレームまで」という時間的な範囲を指定して位置や回転などの値を変化させるという仕組みですが、エクスプレッションというやり方を使うと、「時間の変化に合わせていつまでも回転する」とか、「特定のパラメーターを変化させ続ける」ということができるようになります。 まずはこんな感じに「文字が回転し続ける」動画を作ってみましょう。   1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)テキスト+を配置する エフェクト→タイトル→テキスト+を選択し、 ビデオ1にドラッグして配置します。 今回は「動き続ける」というのがテーマなので、 クリップの右端をドラッグして、1分くらいになるように伸ばしておきます。 インスペクタ側で、 Rotating Characters と打ち込みます。 フォントはそのままOpen Sans、カラーは白のままにしてあります。 画面はこうなっています。 では、文字を回転させてみましょう。 Text+のインスペクタの、 変形のタブの中で、回転を開き、 Yのところを右クリックします。 するとさらにメニューが出てくるので、一番下にある「エクスプレッション」を押します。 すると、Yの下に枠が登場しますので、ここに time と打ち込みます。 これで再生してみると、とてもゆっくりなスピードでそれぞれの文字がY軸回転していると思います。 これは何が起こっているかというと、 回転Yにtimeと打ったことで、その時点のフレーム数=Y回転の値になっています。 例えば、ちょうど2秒の時点では、フレーム数でいうと60フレームなので、Y軸回転の値も60度になっています。 こちらの画像は3秒の時点で、Y軸上で90度回転しているので、あんまり読めない感じになっていますね。 もう少し回転を早くしてみましょう。 回転Yのエクスプレッションの文字を、 10*timeにしてみましょう。 *(アスタリスク)は掛け算という意味なので、1フレームにつき10度回転するという命令になります。 結構早くなりましたよね。 エクスプレッションで設定するとキーフレームを打つのとは違って「いつまでも」続けてくれるので便利です。 3)別のパラメーターと同じ値にする エクスプレッションを使うと、別のパラメーターの値を参照することができます。 例えば、今設定した回転Yの動きを、そのまま回転Xに適用することもできます。 回転Xのところを右クリックしてエクスプレッションを開きます。 次にタイムラインでテキスト+を右クリックして「Fusionページで開く」をクリックします。 回転Xの下に現れた枠の左側に「+」のボタンがありますが、これをドラッグして引っ張ると矢印がでてきます。 この矢印をYのところに引っ張ります。 すると、回転Xのエクスプレッションに CharacterAngleY という文字が打ち込まれました。 これで、回転Xの値が回転Yの値(CharacterAngleY)と同じになりました。 再生してみると、おじぎをしているような、奇妙な動きを繰り返す文字になりました。 せっかくなので、回転Zも回転Yと同じ値にしてみましょう。 同じ手順で、回転ZのエクスプレッションもCharacterAngleYにします。 さらに変なアニメーションを付けることができました。文字が踊っているようですね。 これが仕事に使えるのか・・・? と言われたら、このままでは奇妙なだけなのですが、今度は別の使い方もご紹介します!  

Lesson 34 サッカー中継のような3Dテキストのトランジションを作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 34 サッカー中継のような3Dテキストのトランジションを作る方法 サッカーワールドカップの中継映像を観ていて、画面が切り替わる時にあのロゴがかっこよく出てくるのを何度も見ていたら作りたくなったので、DaVinci Resolveで似た感じのものを作ってみました。 こんな感じです。 今回はこれを作ってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)テキスト3Dとグラデーションの設定 今回は3Dテキストを使用したいので、Fusionで作り込んでいきます。 エフェクト→Fusionコンポジションを選択し、ビデオ1に配置します。 右クリックして、「Fusionページで開く」を押して開きます。 Tools→3Dの中から、テキスト3Dを選択し、ノードエディターにドラッグして配置します。 Text3Dを選択し、右側のインスペクタで「LOGO」と打ち込みます。 FontはOpen Sans Boldにしました。 トラッキングを少し縮めておきます。0.96にしました。 ロゴはゴールドにしたいので、グラデーションを持ってきましょう。 コピペで簡単!DaVinci Resolve fusion用グラデーションのページに行き、お好きなグラデーションを選んで「コピーする」を押します。さらにノードエディターで⌘+Vで貼り付けます。(ここでは、ゴールド5を使います。) 単純にゴールドのグラデーションをテキスト3Dにつなげようとしても、うまくつながりませんが、一手間かけることでこのグラデーションをテキスト3Dに適用することができるようになります。 まず、グラデーションのノードを選択した状態で、グラデーションバーの右側にある◆を右クリックして「パブリッシュ」を押します。 こうすることで、グラデーションの情報を他のノードで使えるようになります。 ということで、Text3Dのノードを選択して、 シェード→マテリアル→タイプ→イメージに変更します。 そして、その下に登場したカラーイメージの右側の四角を右クリックして、 今度は接続→GradientBG→出力を押します。 なかなかややこしい手順ですが、これでゴールドのグラデーションがテキスト3Dに適用されたと思います。 次に、テキストを押し出して、立体化させます。 Text3Dを選択した状態で、テキスト→押し出しから 押し出しの奥行き→0.08 ベベルの奥行き→0.01 ベベルの幅→0.01 に設定します。 少し立体感が出てきました。 3)カメラとライトの設定 次にカメラとライトを配置します。 Text3Dを選択した状態で、カメラ、ライト、レンダラー3Dを続けてクリックします。 レンダラー3Dはメディアアウトにつないでおきましょう。 すると、ノードエディターはこうなります。 MediaOutにつないだのに、何も写っていないのはカメラが変な位置にあるからです。 ということで、カメラの位置を調整しましょう。 Camera3Dを選択し、変形→並行移動→Zの値を大きくしていくと文字が現れてきます。 Z 3.5、 Y 0.2あたりがちょうど良さそうです。 次にライトの位置を調整したいのですが、先にライトを有効にしておかないといけません。 ライトを有効にする設定はRenderer3Dにあるので、Renderer3Dノードを選択し、コントロール→ライティングのところで、ライティングを有効化してください。 そして、Spotlightを選択し、変形→並行移動→Zの値を大きくしていくと、文字に光が入っていきます。 Y 0.2 Z 2.8 くらいにしました。 若干文字の真ん中にあかりが当たりすぎていて、白飛びしている感があるので、少しライトを和らげましょう。 コントロールの減衰の種類→リニアに変更し、減衰のレートを0.48に設定します。 これで真ん中のディティールが戻りました。 4)カメラにキーフレームを打ってロゴを動かす ではロゴを動かしていきましょう。 ロゴのサイズや位置にキーフレームを打って動かしてもいいのですが、ライトが当たらなくなっちゃうので、今回はカメラを動かして動きを付けてみます。 まず、タイムラインのカーソルを8フレームに合わせ、 Camera3Dの並行移動→Zの横にある◆を押してキーフレームを打ちます。 Zは3.5です。 ※キーフレームの基本については、Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法をご覧ください。 カーソルを0フレームに戻してから、 並行移動→Zの値を大きくしていき、ロゴが小さく見えるようにします。 ここでは、Zを20にしました。 これで、0フレームから8フレームにかけて、 ロゴが大きくなって見えるようになりました。 続いて、30フレームにカーソルを持っていき、 Zを少し小さくします。 ここでは Z 3.1にしました。 すると、8フレームから30フレームにかけて ロゴが徐々に大きく見えるという動きになります。 最後に、36フレームあたりで、 Zを0.25にします。 ロゴで画面が隠れるくらいが良いです。 これで、十分いい感じなのですが、最後に少しロゴ側も回転させてみましょう。 カーソルを30フレームに合わせ、 Text3Dを選択した状態で、 変形→回転→Yを3にして、◆を押してキーフレームを打ちます。 カーソルを8フレームに戻して、 変形→回転→Yを-15にします。 さらに、カーソルを0フレームに戻して、 変形→回転→Yを-150にします。 これで、回転しながらロゴが大きくなって、最後は大きくなって画面いっぱいになるというCGを作ることができました! 回転させることで、ライトの当たり具合が少し変わって立体感が増してきます。 4)素材を合わせてトランジションにする ここでエディットページに戻ります。 今作ったロゴのアニメーションをビデオ2に配置し、 映像を切り替えたいポイントに乗せます。 ロゴアニメーションの最後の「ロゴが画面いっぱいになったところ」でカットします。 つまり、画面がロゴでいっぱいになった隙に、ビデオ1は次の映像に切り替わるように仕掛けます。 これで、ロゴアニメーションによるトランジションは完成です!  

Lesson 33 グランジ加工でかすれた感じの文字を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 33 グランジ加工でかすれた感じの文字を作る方法 ロックでワイルドな印象で、かっこいい系のテキストによく使われるグランジ加工をやってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)グランジ素材を用意する 今回はイラストACで「グランジ素材」と検索して、 以下の素材をPNGでダウンロードしてきました。(※JPEGだと作り方が変わっちゃうので、PNGでダウンロードしてください。) https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1382748&word=%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8 こちらを使って作っていきます。   まず、エフェクト→Fusionコンポジションを選択し、 ビデオ1にドラッグします。 タイムラインのFusionコンポジションを右クリックして、 「Fusionページで開く」を押します。 Fusionページが開くので、テキストをドラッグして、ノードエディターに配置します。 一旦MediaOutにつないでおきましょう。 右にあるインスペクタ側で、「グランジ」と文字を打ち込みます。 フォントはヒラギノ角ゴシック W8、 文字色は白、サイズは大きく0.29、トラッキングは少し小さく0.93にしました。 グランジ加工には、太めのゴシック体が良く合います。 次に、ここに先ほどダウンロードしてきたグランジ素材をドラッグして配置します。 試しに、Text1の青い三角(マスク用の入力)につないでみましょう。 すると、モニターはこんな感じになります。 以前、「テクスチャ入りの文字を作るという回」で説明したのと構成は似ているのですが、グランジの素材が「透明な背景に黒いノイズの点々」という素材なので、この透明でない「黒いノイズの点々」のある部分がマスクで生かされて、「白いノイズのある点々」として表示されているという状態になっています。 つまり、文字の色を黒にすると、「黒いノイズのある点々」になるはずです。 ということで、Text1を選択して、文字の色を黒にしてみましょう。 すると、モニターは「黒いノイズのある点々」に変わりました。 この後の作戦としては、この「黒いノイズのある点々」のピッタリ真下に、同じ白い文字を配置することで、「白い文字の中に黒いノイズのある点々」=>つまりグランジ加工ができるはずです。 3)グランジ文字と、白い文字を合成する では、まずText1を選択して、⌘+Cでコピーして、⌘+Vでペーストします。 新しい方のテキスト Text1_1を選択し、文字の色を白にしておきます。 次に、マージをドラッグしてノードエディターに配置し、 Text1(黒い点々の方)を緑色(上側レイヤー)に、 Text1_1(白い文字の方)を黄色(下側レイヤー)につなぎます。 これで、グランジ加工された文字を合成することができました。 4)グランジの位置を調整する 今回はたまたまこれで素敵なグランジですが、文字によってはイマイチだと思うかもしれません。 そういう場合は、グランジ素材の位置をずらしたり、拡大縮小することで改善できるかもしれません。 ということで、トランスフォームを「グランジ素材」とText1の間に入れます。 Transform1を選択し、サイズ、角度、位置などを調整します。 今回は、サイズを0.6、角度を-5にするといい感じになりました。 5)テロップに動きをつける せっかくなので、テロップに動きを付けましょう。 Mergeの後にもう一つトランスフォームをいれて、ここにキーフレームを打っていきます。 Transform2を選択した状態で、 6フレーム目にカーソルを合わせてから、 サイズの◆を押して、キーフレームを打ちます。 角度を少し付けたいので、角度は6にしておきます。(こちらはキーフレームを打っていません) カーソルを0フレーム目に合わせて、 サイズをとても大きくします。ここでは6にしました。 さらに、90フレーム目にカーソルを合わせて、 サイズを1.1にします。 これで、とても大きい文字→飛び込んできて決まる→さらに徐々に大きくなる という定番の飛び込みエフェクトを付けられました。 さらに、Transform2の設定のタブで、 モーションブラーにチェックを入れます。 これで、0フレーム〜6フレームの、スピードを出して飛び込んでくるところにモーションブラーがかかるようになり、さらにスピード感が出てきます。 今回はこれで完成です! 文字色は白、グランジの色は黒にしましたが、これらは何色にでも変えられます。 ピンク文字に黄色グランジとか。こんな感じの映画ロゴ、昔ありましたよね?  

Lesson 32 サイネージ用のシンプルなメニュー画像を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 32 サイネージ用のシンプルなメニュー画像を作る方法 飲食店の前や、駅の広告などでデジタルサイネージ(映像看板)を見かける機会が増えましたが、 今回は飲食店の前に設置できるようなシンプルなメニュー映像を作ってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)写真を切り抜く 今回はunspashからこちらのハンバーガーと、オレンジジュースの写真をダウンロードしてきました。 Unsplashのamirali mirhashemianが撮影した写真 UnsplashのAneta Voborilovaが撮影した写真 こちらを使って作っていきます。 今回はオフホワイトな背景に、商品の画像を表示したいと思うので、 写真を切り抜くところから始めます。 有料版にはマジックマスクという便利な機能があるそうなのですが、無料版で頑張りたいので、ポリゴンでパスを書いて切り抜いていきます。 まずは、ハンバーガーの写真をビデオ1に配置します。 タイムライン上でハンバーガーのクリップを右クリックして「Fusionページで開く」を押します。 続いて、ポリゴンをドラッグして、ノードエディターに配置します。 ここで、ポリゴンをハンバーガーの写真につないでしまうと、全部消えて見えなくなっちゃうので、まだノードはつながないでおきます。 ハンバーガーの左側の穴を白くして、左側モニターに表示させつつ、ポリゴンノードを選択します。 この状態にします。 左側モニターの上部に色々なアイコンが登場していると思います。 一番左側のペンのマークを選択して、ハンバーガーにそってマスクを描いていきます。 イラストレーターでいうペンツールと同じような機能なので、イラレを使ったことがある方はいいのですが、結構クセがあります。 コツは、ポイントを置く時に、少し次のカーブに合わせてハンドルを伸ばしておくとうまくいきます。 頑張ってハンバーガーの形に沿うように描いていきます。 一周回って、ハンバーガーを囲めたらノードエディターでポリゴンとハンバーガーのノードをつなぎます。 これで切り抜かれましたが、ポリゴンのカーブがうまく行っていなかったところなどを微調整します。 レタスの部分が複雑なのですが、ほどほどに省略します。 バンズの部分がなめらかなカーブを描くようにするとハンバーガーらしくなります。 切り抜きが完成したら、一度エディットページに戻ります。 すると、黒い背景の中にハンバーガーがあるという状態になります。 3)文字を加えてレイアウトする 続いて、文字を加えてレイアウトしていきましょう。 その前に一旦背景を白にしたいので、ハンバーガーの画像をビデオ2にドラッグしたのちに、 ジェネレーター→単色をビデオ1にドラッグします。 単色を選択した状態で、インスペクタ側で、オフホワイトに設定します。 これで、オフホワイトの背景にハンバーガーがあるという画像になりました。 続いて、タイトル→テキストをビデオ3、ビデオ4に追加します。 ダブルチーズバーガー、¥550とテキストを打って、レイアウトを整えます。 ハンバーガーが小さい気がする場合は、「リタイム&スケーリング」のスケーリングを「クロップ」にしてください。 すると、本来の画像サイズに戻るので、とても大きく表示されると思います。 変形→ズームのところで調整して、気持ちのいいサイズになるようにしてください。 このくらいにしました。 「ダブルチーズバーガー」という文字は画像の中のお肉の部分から色を吸って、濃いめの茶色にしました。 値段は真っ赤とオレンジの中間くらいの赤色にしました。 値段のひと塊と、ハンバーガーが画面全体のセンターくらいにくるように意識しています。 また、左右のマージン(空き具合)はだいたい同じくらいにしておくとバランスが良いと思います。 今、タイムラインはこんな感じです。 ハンバーガーはこれで良いと思うので、次はオレンジジュースも同じ要領でやっていきます。 ハンバーガーよりシンプルな円柱型の形なのですが、マスクを書くのは意外とこちらの方が難しいです。 特に、角のところは、片方のハンドルをすごく短くするとうまく「カクッと」いく感じが表現できます。 ハンドルはそのままだと連動して動いちゃうので、片方だけ動かしたい場合は ⌘ コマンドキー(WindowsではCtrl)を押しながらドラッグすると片方だけを動かすことができます。 切り抜きができたら、エディットページに戻ってレイアウトしていきます。 テキストはさっきのハンバーガーの時のものをコピペすると簡単です。 メニューの場合は特に、フォントの種類や大きさは統一した方が、全体としてまとまりますので、コピペで使っていきましょう。 レイアウトはこんな感じにしました。 タイムラインはこんな感じです。 背景にあたる白い単色は10秒まで伸ばしてあります。 4)複合クリップにしてから、動きを付ける では、動きを付けていきます。 まず、ハンバーガーとテロップ2つを選択して、右クリックし「新規複合クリップ」を押します。 適当な名前を付けて、複合クリップにします。ここではWCBにしておきました。 同様に、オレンジジュースの方も複合クリップにしておきます。こちらはORJにしました。 ではキーフレームを打って、これらのクリップを動かします。 WCBの方を選択し、カーソルを1秒ちょうどのところに持っていきます。 インスペクタ側で、ビデオ→変形→位置の◆を押して、キーフレームを打ちます。 次に、カーソルを0秒のところに戻して、 位置 Xの値を右にドラッグして、ハンバーガーが画面から消えるところまで数値を大きくします。 私の環境では1847あたりで消えました。 これで再生してみると、画面の右からハンバーガーが登場して、1秒のところでピタッと止まります。 もう少しなめらかに止まってほしいので、少しキーフレームを修正します。 タイムラインの上にあるキーフレームマークを押して、キーフレームのエディタを表示させます。 キーフレームのエディタの左側にある「カーブをキーフレーム」というボタンを押します。 すると、こういう折れ線グラフのような画面が現れます。 1秒のところで、黄色い線が折れ曲がっていると思いますが、この曲がっている点を選択した状態で、 このエディタの中ごろにある「イーズイン」を押します。 すると、グラフが変化して、少し丸みを帯びたような線に変わります。 再生してみると「素早く入って、ゆっくり止まる」という動きに変わっていると思います。 これがイージーイーズという機能でして、このカーブを調整することで、動き方が変わってきます。 そのままだとちょっと早い印象があったので、少しハンドルを短くして、緩やかなスピードで入ってくるように調整しました。 同じ要領で、4秒のところに位置のキーフレームを打ち、5秒のところで、画面の左端に消えていくように位置を調整します。 私の環境では-1831くらいで画面から消えました。 こちらは4秒のところの点を選択した後に「イーズアウト」を押してカーブを付けました。 これでハンバーガーには動きが付けられました。 では、同様に・・・と、同じことを繰り返してもいいのですが、ぴったり同じキーフレームを打つのは結構大変なので、コピペします。 まず、タイムラインのWCBを選択して、コマンド+Cでコピーします。 続いて、ORJを選択して、右クリックし、「属性をペースト」を押します。 すると、メニューが出てくるので、「位置」にチェックが入っていることを確認して適用します。 これで、さっきハンバーガーに付けたものと同じ動きをオレンジジュースの方にも付けることができました。 今回はこれで完成です! つまりこの形式で繰り返せば、メニューの数が増えても同じタイミングで登場〜退場を繰り返すサイネージを作ることができますので、試してみてください。  

Lesson 31 一文字ずつテキストを動かして表示させる方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 31 一文字ずつテキストを動かして表示させる方法 この間TVerのCMを見ていたら、一文字ずつテキストを動かしながら表示させていたので、真似してみようと思います。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)テキスト+で文字を書く まず、エフェクト→タイトル→テキスト+を選び、 ビデオ1にドラッグします。 ※テキストではうまくいかないので、「テキスト+」の方を選んでください。 画面の右上にあるインスペクタ側で、適当なテキストを打ち込みます。 今回は、そのまま「一文字ずつテキストを動かして表示させる方法」と打ち込みました。 フォントはヒラギノ角ゴシックW8、少し行間を開けました。 さらに、シェードのタブを開き、 エレメント2で文字に境界線を付けておきます。 境界線の色は青、太さは0.1としました。 モニターを見ると、 「ゴシックの白文字に青エッジ」になっていると思います。 3)モディファイアーのフォロワーで動かす 次に、Fusionページでこの文字に動きを付けていきます。 ビデオ1に配置したテキスト+のクリップを右クリックして、 「Fusionページで開く」を押します。 すると、ノードエディタに Template → MediaOut1というノードが現れていると思います。 「Template」を選択し、 インスペクタ側で「テキスト」タブをクリックします。 テキストを打ち込む部分が一番上にあると思いますが、 この右側にある◆を右クリックして、フォロワーを押します。 すると、◆が赤くなり、さらに上の方に、 モディファイアーという部分が現れますので、これを押します。 これでツールとは別物の「モディファイアー」という領域に、 Followerというエフェクトが追加されました。 ようやくテキストを一文字ずつ動かす準備が整いました。 では、このフォロワーにキーフレームを打って、文字を動かしていきましょう。 今回は5フレで少し大きくなって、さらに5フレで元の大きさに戻るという動きをつけます。 変形のタブを押して、サイズのタブを開きます。 タイムラインの0秒のところにカーソルを合わせてから、 サイズの◆を押してキーフレームを打ちます。XとY両方に打ってください。 次に、タイムラインのカーソルを5フレームに合わせてから、 サイズのキーフレームの値を1.5に増やします。 モニターを見ると、確かにそれぞれの文字が大きくなっています。 さらに、10フレームまでカーソルを動かしてから、 サイズのキーフレームの値を1.0に戻します。 これで 元の大きさ→5フレで少し大きくなって→5フレで元の大きさに戻る という動きを付けられました。 再生してみると確かにそういう動きになっていると思います。 次に、「タイミング」というタブを押して、 「遅延」の値を2.0に設定します。 これで再生してみると、一番左の文字が動き出して2フレ後に次の文字が動き出す・・・という、 サッカーの観客席でやる「ウェーブ」のような動きになりました。 つまりフォロワーの「遅延」の値を設定することで、 最初の文字の動きから「少し遅れて、次の文字も同じ動きをする」という仕組みになっています。 このままでも面白いのですが、 最初は消えていて、途中から出現しながら動いていくようにしましょう。 フォロワーのシェーディングのタブを開き、 タイムラインのカーソルを5フレームに合わせた状態で、 不透明度の◆を押してキーフレームを打ちます。 この時に、エレメント1(白い文字にした部分)と、エレメント2(青い境界線を付けた部分)の両方の画面で、不透明度のキーフレームを打っておいてください。 タイムラインの0秒までカーソルを戻し、 不透明度の値を0にします。(こちらも、エレメント1、エレメント2ともに設定してください。) すると、最初は(不透明度が0なので)消えていて、 5フレームで大きくなりながら登場するという動きが付けられました。 今回はこれで完成です! 今回はサイズと不透明度にキーフレームを打ちましたが、位置(Offset)や回転などにキーフレームを打つこともできます。 タイミングのタブで「順」の値を「ランダムに1つずつ」にすれば、ランダムな順番で文字を出すこともできます。面白いので、いろいろ試してみてください。  

Lesson 30 インクのしみが広がっていくようなトランジション(切り替え効果)を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 30 インクのしみが広がっていくようなトランジション(切り替え効果)を作る方法 紙にインクをこぼした時に、インクのしみが広がっていくような感じで画面が切り替わるトランジションエフェクトを作ってみます。 こんな感じです。 私もWebCMを作る際、ダークな雰囲気を出しながら画面を切り替えたい時によく使っています。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)丸いシェイプを加工する 今回の作戦は、 ・丸いシェイプを用意する ・輪郭をインクのしみのように変化させる ・小さいインクのしみ→大きいインクのしみ→画面全体 と変化させることで、この「しみの形」に従って画面を切り替える。 という感じで行ってみます。 こちらのGeminiに生成してもらったうさぎのイラストを、猫のイラストに切り替えます。 まず、切り替えたい画像(うさぎ)をビデオ1に配置します。 タイムライン上で画像を右クリックして、Fusionで開くを押します。 するとノードエディターには MediaIn→MediaOutだけのノードが現れます。 今回はここからスタートします。 次にツール→シェイプから s楕円形とsレンダーをドラッグしてきてMediaInにつなぎます。 すると、シェイプの形(ここでは円形)にうさぎが切り抜かれています。 ここまでだと「Lesson 08 動画を丸く切り抜く方法」と同じ結果ですが、ここからカスタマイズしていきます。 次に、ディスプレイスをsレンダーとMediaInの間に入れて、さらにディスプレイスにファストノイズをつなぎます。 (ディスプレイスはワープの中に、  ファストノイズはジェネレーターの中にあります。) この時点で、少しシェイプの円がゆがみます。まだ微妙なところですが。 インクをこぼしたみたいになるように、 この形を整えていきます。 ファイストノイズのノードを選択した状態で、 ディテール 2.0 コントラスト 12.0 スケール 10.0 に設定します。 すると、円が変化して、 液体っぽくなったと思います。 うさぎも液体っぽく切り抜かれています。 ちなみにディテールとスケールの値を上げると、液体の粒が細かくなります。 こんなふうに荒々しい感じにすることもできます。 (ディテール 6.0、スケール30.0の場合) 3)シェイプを拡大・縮小してトランジションにする では、シェイプを動かして画面を切り替える効果・トランジションエフェクトにしていきましょう。 sレンダーとディスプレイスの間に、 トランスフォームを入れます。 Transformを選択した状態で、 タイムラインの0秒のところにカーソルをあわせ、 サイズを0にして、◆を押します。 これで、0秒のところでサイズが0というキーフレームが打たれました。 ※キーフレームについて、詳しくは「Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編1)」をお読みください。 続いて、タイムラインが30フレームのところで、 サイズを増やしていき、画像が完全に表示されるまで大きくします。今回は3.0にしました。 すると、何もないところから、 うさぎの画像が「インクのしみが広がるように」登場するようになりました。 では最後に、 猫→インクのしみのように変化→うさぎが登場 という形にしましょう。 猫の画像をドラッグし、登場したMediaIn2をマージでつなぎます。 マージでつなぐ時に、「うさぎレイヤー」が「猫レイヤー」の上側になるように うさぎを緑に、猫を黄色につなぐようにしてください。(緑が上レイヤー、黄色が下レイヤーです) これで完成です!  

Lesson 29 パーティクルエフェクトを駆使して炎を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 29 パーティクルエフェクトを駆使して炎を作る方法 After Effectsのパーティクルで炎を作る方法はいろいろと知られていますので、今回はそれを真似してDaVinci Resolveで炎を出してみたいと思います。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)パーティクルを発生させる エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 まずはパーティクルを発生させます。 Tools→パーティクルのところから、 pエミッターと、pレンダーをノードエディターにドラッグして、 とりあえずMediaOutにつなぎます。 これで少し再生すると、右側モニターに白いつぶつぶが沢山現れてきます。 ではパーティクルを炎っぽい色味に変えていきましょう。 pEmitterを選択した状態で、インスペクタ側で、 まずは「スタイル」の設定です。 Style→Blob にした上で、以下のような設定にします。 Color Over Life Controlsというのが パーティクルが生まれて、消えるまでの間の色の変化を表しています。 赤で生まれて、途中オレンジ色になり、最後また赤く消えていくようにしてあります。 また、Size Over Lifeのグラフも、中ぐらいで生まれ、途中大きくなって、最後には小さくなるようなカーブにしてみました。 次に「コントロール」の設定です。 数は40、持続時間は30フレームにしました。 パーティクルが飛んでいく力と向きを表す「ベロシティ」は0.03にして、向きは上向きになるように90°に設定、向きが少しブレるように角度の変化を20°にしました。 少し再生すると、赤とオレンジの粒子が上に飛んでいく感じになりました。 炎の真ん中を少し白くしたいので、パーティクルを複製して合成します。 pEmitterをコピー&ペーストして複製し、pMergeでつなぎます。 複製した方のpEmitterを選択し、スタイル→Color Over Life Controlsを操作して、ずっと白にします。 コントロールの方は、ベロシティをさらに弱くして、 角度の変化を360°にします。こうすると全ての方向にパーティクルが飛んでいくことになるので、結果的にどこにも飛んで行かず丸い感じになります。 さらに領域→サイズを狭めて、0.06にします。 これで、なんとなく炎っぽくなってきました。 3)見た目を炎に近づける では、徐々に見た目が炎っぽくなるようにしていきましょう。 まず、ワープ→ディスプレイスと、 ジェネレーター→ファストノイズを pRenderの後に追加します。 ファイストノイズは少しディテールとコントラストをあげて、 ディスプレイスで屈折の強度を上げます。 するとなんとなく炎の形が変わります。 今回はこのくらいの値にしてみました。 次に、ブラー→方向ブラーで縦方向にボカします。 だいぶ、炎っぽくなってきました。 次に、ワープ→ベクトルディストーションを追加します。 パーティクルのつぶつぶがぼやけて、炎が光っているようになってきました。 さらにうねりを加えましょう。 OpenFX→ResolveFX ワープ→うねり を追加します。 強く掛けると効きすぎちゃうので、軽く揺らぐ程度にかけます。 さらにワープ→渦もかけてみましょう。 これも強くすると炎とかけ離れてくるので、軽くかけます。 最後に、カラー→カラーコレクターで色味を少し派手にしたら完成です! 少しうねりをもった、なかなか かっこいい炎ができました! 魔法使いと合成すると、炎の魔法を出しているようにもできますね。 これで完成です! (魔法使いと合成前の)最終的なノードはこんな感じです。 すごく長くなっちゃったのですが、 炎の形になるようにパーティクルを出す →縦方向にぼかして、光らせる →炎らしくなるように、うねりや渦で形を整える →さらに色味を整える という流れでやれば様々な大きさ、色、形の炎が作れると思います。 ぜひ試してみてください!  

Lesson 28 シェイプとエクスプレッションで回転する星のパターンを作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 28 シェイプとエクスプレッションで回転する星のパターンを作る方法 DaVinci Resolveでは一定のパターンを画面に敷き詰めることができます。 Adobe Illustratorでパターンを作って配置したり、背景素材サイトからもらってきたパターンを使うこともできますが、それだと静止画しかできません。 ここでは星のシェイプが回転するパターンを作ってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)シェイプで星型を作る エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 Tools→シェイプのところから、 s星と、sレンダーをノードエディターにドラッグして、とりあえずMediaOutにつなぎます。 「sなんとか」というノードは「シェイプ関係」のノードで、これらのノードは必ずsレンダーにつないで使います。 そうでないと、MediaOutや他のノードにつながらないので、覚えておいてください。 こうすると、右側モニターはこんな感じになっていると思います。 では、こちらをカスタマイズしていきます。 今回は少し丸っこいスターを目指してみます。 sStarのノードを選択した状態で、 インスペクタ側で、 ポイント 5 深度 0.47 ソリッド チェックを入れる 境界線の幅 0.04 境界線のスタイル ラウンド に設定します。 すると、星型はこんな感じになっていると思います。 3)星型と背景をマージで合成する 次に星型と背景を合成します。 sRenderとMediaOutの間に、合成を追加して、さらに背景をつなぎます。 この時に、mergeの緑色に星型シェイプ(ここではsレンダー)、mergeの黄色にBackgroundをつなぐようにしてください。緑が上のレイヤー、黄色が下のレイヤーになるので、反対にしちゃうと背景の下にシェイプが隠れて見えなくなってしまいますので注意です。 このままだと、大きい星が一つあるだけなので、mergeの仕方を変更します。 mergeを選択した状態で、 エッジ→ラップ に変更し、サイズを0.08まで下げます。 すると黒い背景に星がたくさん並びました。 4)さらにカスタマイズする もう少しカスタマイズしていきましょう。 星が並んだものをよく見ると、星と星の左右の間隔が離れています。 これは、元々の星のシェイプが16:9で作られているため、左右に何も無い領域が上下に比べて多いからです。 ということで、画像自体を1:1の正方形にしておきましょう。 sRenderを選択し、インスペクタ側で、 自動解像度のチェックを外し、 幅 1080 高さ 1080 に設定します。 すると、sRenderの画像自体が1:1の正方形になり、 星の周りの領域も一定になりました。 これで、右側モニターでも星がきれいな等間隔に並びました。 これはこれで美しいのですが、今回は斜めに並べるようにしてみます。 mergeノードを選択し、角度を45度に設定します。 これで、星が斜めに並びました。 5)エクスプレッションで星を回転させる 最後にエクスプレッションという機能を使って、星を回転させてみます。 sStarノードを選択し、インスペクタ側の 「角度」という文字を右クリックします。 すると、さらにメニューが出てくるので「エクスプレッション」を押します。 すると、角度の下に「新しい入力スペース」が登場するので、 ここに time*-1 と打ち込みます。 これは、「1 フレームごとに角度を -1 ずつ動かしてください」という命令です。*は掛け算(×)と同じ意味です。 もし time*1と打てば、反時計回りに星が回り始めます。 もし time*10と打てば、反時計回りに10倍早く星が回ります。 今回はゆったりと回っている感じにしようと思うので、 time*-1 で行ってみます。 以前別の回でやったようにキーフレームを打つことで星を回転させることはできるのですが、キーフレームには「ここからここまで」という範囲があります。 エクスプレッションには「ここまで」がありませんので、数式に従ってずっと続けてくれるので便利です。 最後に、背景を少し明るくしておきましょう。 Backgroundノードを選択した状態で、 カラーを明るい水色にしておきます。 これで完成です! ちなみに、Fusionコンポジションを12秒に設定して、タイムライン上で複製してつなげると、キレイに回転がつながるループ素材にすることもできます。 ※今回は1フレームあたり1°回転するというエクスプレッションなので、12秒後(360フレーム後)に、星のシェイプが元の角度に戻るからです。  

Lesson 27 マーカーペンでなぞった軌跡に沿って文字を表示させる方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 27 マーカーペンでなぞった軌跡に沿って文字を表示させる方法 太いマーカーペンでなぞった部分だけ、その軌跡にそって文字や画像が表示されるというエフェクトを見たことがあるかもしれません。 今回はHappy Birthdayという文字を、マーカーペンの軌跡に沿って表示させてみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)仕組みを理解する どういう仕掛けになっているか説明します。 まず、黒い背景に、白いマーカーペンで軌跡を書きます。 これはFusionページで、背景レイヤーに、ペイントというノードをつなぐことで作れます。 これを「輝度マスク」として、以下のような画像に適用します。 白い部分が表示され、黒い部分が透明だと認識されるようになって、 結果的に、白い部分だけが表示されるようになります。 あとは、この白いマーカーペンに動きを付けてやることで、 マーカーペンの軌跡にそって、徐々に文字(画像)が表示されるアニメーションにできるというわけです。 この「白いところは輝度が100%→表示される(不透明)」 「黒いところは輝度が0%→表示されない(透明)」という考え方はIllustratorの不透明マスク、Photoshopのレイヤーマスク、After Effectsのルミナンスキーマットなど、ほかの合成ソフトでも共通しているので覚えておくと便利です。 ちなみに50%グレーの場合は、50%透明で表示されます。グレーの度合いで表示される割合が決まるというのも、輝度のマスクの面白いところです。 3)白いマーカーペンで軌跡を描く まずは、素材を用意しましょう。 イラストACから、以下の2つのPNG画像をダウンロードしてきます。 JPEGだと透明部分が付いてこなくて厄介なことになるので、PNGをダウンロードしてください。 誕生日パーティー素材セット かわいいロウソクのバースデーフレーム テキストを表示するところを先に作っていきます。 最終的に、ビデオ1に白い背景、ビデオ2にはロウソクのフレームを配置したいので、テキストにあたる「誕生日パーティー素材セット」はビデオ3にに配置します。 配置したクリップを右クリックして「Fusionページで開く」を押します。 Fusionページのノードエディターを見ると、MediaInとMediaOutだけになっていると思います。 次に、背景とペイントをノードエディターにドラッグしてきて、Background→Paintの順につなぎます。 これで、黒い背景にペイントできるようになりました。 Paintを選択した状態で、モニターの上の方を見ると色々とツールが表示されるのですが、今回はPolylineStrokeを使います。 PolylineStrokeを押してから、左側モニターをクリックしていくと、こういう折れ線を描くことができます。 適当な白い折れ線が描けたところで、一旦MediaInにつないでみましょう。 このままだとまだ右側モニターには変化がありません。 ここで、MediaInを選択した状態で、右側のインスペクタ側で 設定→設定→チャンネル→輝度 に変更します。 この設定で「白いところは表示(不透明)、黒いところは非表示(透明)」という意味になり、先ほどペイントで描いた白い部分だけが、表示されるようになりました。 ただ、このままだと、変なところが表示されていて、うまく行ってないですね。 ちゃんとHappy Birthdayの文字だけ表示されるように調整し直しましょう。 一度、PaintとMediaInの接続を切り、 MediaInの左側の丸を白くし、 Paintノードを選択してください。 そうすると、左側モニターには画像全体が表示されつつ、 ペイントの軌跡も表示されるという便利な状態になります。この状態でPolylineStrokeで軌跡を描いていきましょう。 元々試しに書いていたPolylineStrokeは矢印ツールで囲んでDeleteすると消すことができるので、一旦消してから始めます。 ※めんどくさい場合は、Paintノードをもう一度出してつなぎ直しても良いです。 PolylineStrokeを押してから、文字をなぞるように、ギザギザと軌跡を描いていきます。 一旦MediaInにつないで確認してみましょう。 文字の部分が表示されていますが、線が細いために、まだうまく全体の文字が抜けていないようです。 ということで、Paintノードを選択した状態で、インスペクタ側で、 ブラシコントロール   サイズ 0.07   ソフトネス 0.3 に設定します。 かなり文字は見えるようになりましたが、逆にその他の装飾も少し表示されてしまっています。 このままだと、ゴミみたいに見えるので、ペイントの方の「点」を微調整して、ゴミが見えないように調整します。 これで、綺麗にマスクが切れたので、最後にこのペイントの軌跡をアニメーションさせます。 タイムラインのカーソルを30フレームのところに持っていきます。 タイムラインフレームレートを元々29.97で設定しているので、だいたい1秒のところという意味ですね。 次に、Paintノードを選択した状態で、 ストロークコントロール→端から表示 の右側の◆をクリックして赤くします。 タイムラインのカーソルを0秒に持って行った後に、 ストロークコントロール→端から表示 のスライダーを一番左に動かします。 これで再生してみると、ペイントで書いた白い線の軌跡にそって、Happy Birthdayの文字が表示されるアニメーションがついていると思います。 4)背景を整える では最後に、背景を整えていきましょう。 エディットページに戻り、 エフェクト→ジェネレーター→単色をビデオ1にドラッグします。 ビデオ1の単色を選択した状態で、 インスペクタ→ジェネレーター→カラーを選択し、白にします。 次に、ダウンロードしておいた「ロウソクの画像」をビデオ2にドラッグします。 すると、ちょっと背景に対して、文字が小さい感じがするので、調整しましょう。 ビデオ3のHappy Birthdayの画像を選択した状態で、 インスペクタ→変形   ズーム 1.5   位置 X 0, Y 142 に修正して、Happy Birthdayの文字の大きさを整えます。 これで完成です! 同じ手法で、英語の筆記体の文字をザックリなぞって出すこともできますので、ぜひ使ってみてください。 ※厳密にやろうとすると結構大変なのですが・・・、ザックリならいけます!  

Lesson 26 ハンコ風の画像と文字をポンと押す動画を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 26 ハンコ風の画像と文字をポンと押す動画を作る方法 「合格」とか「お得」とか、ハンコを押すようなテロップを出す演出をしたくなる時があると思います。 今回はそういうエフェクトを作ってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)Fusionでハンコを作る ハンコは、丸の枠と文字を組み合わせれば作れそうです。 まずは、ハンコの丸を作りましょう。 エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 まず、「コピペで簡単!DaVinci Resolve fusion用マスク」のページに行き、 ハンコの丸1をコピーして、Fusionのノードエディターにペーストします(貼り付けます)。 次に、stamp_circle_1を押した状態でテキストボタンを押して、テキストを配置します。 Text1を選択した状態で、インスペクタ側で「合格」と打ち込み、文字の位置をハンコの丸の真ん中ぐらいにくるようにドラッグして調整します。 今回はこちらの「筆ごしらえ」という素敵なフリーフォントを使わせていただきました。 https://booth.pm/ja/items/7797956 背景ボタンをノードエディターにドラッグして、MergeからBackgroundにつなぎます。 これで、「丸とハンコの形」をマスクとして背景に適用する という意味になり、背景の色が「丸とハンコの形」に切り抜かれます。 Backgroundノードを選択した状態で、カラーを単色、少し暗い赤に設定します。 今、Backgroundノードの左側の丸を白くすると、左側モニターはこんな感じになっています。 ポンとハンコをつく際には、少し大きめのサイズからハンコをつきたいので、トランスフォームを入れて少し大きくしておきましょう。 変形ボタンをドラッグして、BackgroundとMediaOutにつなぎます。 Transformを選択した状態で、インスペクタ側で、 サイズ 2.1にして、画面いっぱいくらいにしておきます。 ここで、を押して、Editページに戻ります。 3)画像にハンコをつくアニメーションを付ける 合格のハンコは、この画像につきたいと思います。 先に、ハンコの画像を一旦ビデオ2に移動させます。 そして、このうさぎの画像をダウンロードし、画像ファイルをビデオ1に追加します。 タイムラインを1秒のところにカーソルを持って行った状態で、 ビデオ2のハンコのクリップを選択します。 インスペクタ側の設定で、うさぎの左側に合格のハンコがくるように調整します。 ズーム 0.63 位置 X -434、Y -54 回転の角度 7.7 としたら、だいたいうさぎの左側にきました。 真っ直ぐだと味気ないかなと思ったので、少し回転させました。 ここで、ズーム、位置、回転の角度それぞれの右側にある◆を押して、 キーフレームを設定します。 タイムラインのカーソルを0まで戻してから、 ズーム 1.45 位置 X -45 回転の角度 35 に設定します。 これで再生してみると、確かにハンコをつくアニメーションになっていますが、 少しゆっくりすぎます。 最初に1秒に設置したのが遅すぎたようなので、キーフレームをまとめて調整します。 タイムラインのタイムが表示されている部分の上あたりに、キーフレームのマークがあるので、これを押します。 すると、タイムラインのすぐ下に、キーフレームを打ったプロパティたちが表示されます。 1秒のところに打ってあるキーフレームの点を囲むようにドラッグして全部選択し、左側にドラッグします。 すると、左に行くほど、ハンコの決まる尺が短くなるので、ハンコのスピードが早くなっていると思います。 この尺は好みですが、僕は8フレにしておきました。 これで完成です! ポン!というSEを追加しておくと、さらにハンコっぽいですね。 同じ要領で、いろんなハンコをつくことができますので、やってみてください。  

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