Lesson 34 サッカー中継のような3Dテキストのトランジションを作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 34 サッカー中継のような3Dテキストのトランジションを作る方法 サッカーワールドカップの中継映像を観ていて、画面が切り替わる時にあのロゴがかっこよく出てくるのを何度も見ていたら作りたくなったので、DaVinci Resolveで似た感じのものを作ってみました。 こんな感じです。 今回はこれを作ってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)テキスト3Dとグラデーションの設定 今回は3Dテキストを使用したいので、Fusionで作り込んでいきます。 エフェクト→Fusionコンポジションを選択し、ビデオ1に配置します。 右クリックして、「Fusionページで開く」を押して開きます。 Tools→3Dの中から、テキスト3Dを選択し、ノードエディターにドラッグして配置します。 Text3Dを選択し、右側のインスペクタで「LOGO」と打ち込みます。 FontはOpen Sans Boldにしました。 トラッキングを少し縮めておきます。0.96にしました。 ロゴはゴールドにしたいので、グラデーションを持ってきましょう。 コピペで簡単!DaVinci Resolve fusion用グラデーションのページに行き、お好きなグラデーションを選んで「コピーする」を押します。さらにノードエディターで⌘+Vで貼り付けます。(ここでは、ゴールド5を使います。) 単純にゴールドのグラデーションをテキスト3Dにつなげようとしても、うまくつながりませんが、一手間かけることでこのグラデーションをテキスト3Dに適用することができるようになります。 まず、グラデーションのノードを選択した状態で、グラデーションバーの右側にある◆を右クリックして「パブリッシュ」を押します。 こうすることで、グラデーションの情報を他のノードで使えるようになります。 ということで、Text3Dのノードを選択して、 シェード→マテリアル→タイプ→イメージに変更します。 そして、その下に登場したカラーイメージの右側の四角を右クリックして、 今度は接続→GradientBG→出力を押します。 なかなかややこしい手順ですが、これでゴールドのグラデーションがテキスト3Dに適用されたと思います。 次に、テキストを押し出して、立体化させます。 Text3Dを選択した状態で、テキスト→押し出しから 押し出しの奥行き→0.08 ベベルの奥行き→0.01 ベベルの幅→0.01 に設定します。 少し立体感が出てきました。 3)カメラとライトの設定 次にカメラとライトを配置します。 Text3Dを選択した状態で、カメラ、ライト、レンダラー3Dを続けてクリックします。 レンダラー3Dはメディアアウトにつないでおきましょう。 すると、ノードエディターはこうなります。 MediaOutにつないだのに、何も写っていないのはカメラが変な位置にあるからです。 ということで、カメラの位置を調整しましょう。 Camera3Dを選択し、変形→並行移動→Zの値を大きくしていくと文字が現れてきます。 Z 3.5、 Y 0.2あたりがちょうど良さそうです。 次にライトの位置を調整したいのですが、先にライトを有効にしておかないといけません。 ライトを有効にする設定はRenderer3Dにあるので、Renderer3Dノードを選択し、コントロール→ライティングのところで、ライティングを有効化してください。 そして、Spotlightを選択し、変形→並行移動→Zの値を大きくしていくと、文字に光が入っていきます。 Y 0.2 Z 2.8 くらいにしました。 若干文字の真ん中にあかりが当たりすぎていて、白飛びしている感があるので、少しライトを和らげましょう。 コントロールの減衰の種類→リニアに変更し、減衰のレートを0.48に設定します。 これで真ん中のディティールが戻りました。 4)カメラにキーフレームを打ってロゴを動かす ではロゴを動かしていきましょう。 ロゴのサイズや位置にキーフレームを打って動かしてもいいのですが、ライトが当たらなくなっちゃうので、今回はカメラを動かして動きを付けてみます。 まず、タイムラインのカーソルを8フレームに合わせ、 Camera3Dの並行移動→Zの横にある◆を押してキーフレームを打ちます。 Zは3.5です。 ※キーフレームの基本については、Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法をご覧ください。 カーソルを0フレームに戻してから、 並行移動→Zの値を大きくしていき、ロゴが小さく見えるようにします。 ここでは、Zを20にしました。 これで、0フレームから8フレームにかけて、 ロゴが大きくなって見えるようになりました。 続いて、30フレームにカーソルを持っていき、 Zを少し小さくします。 ここでは Z 3.1にしました。 すると、8フレームから30フレームにかけて ロゴが徐々に大きく見えるという動きになります。 最後に、36フレームあたりで、 Zを0.25にします。 ロゴで画面が隠れるくらいが良いです。 これで、十分いい感じなのですが、最後に少しロゴ側も回転させてみましょう。 カーソルを30フレームに合わせ、 Text3Dを選択した状態で、 変形→回転→Yを3にして、◆を押してキーフレームを打ちます。 カーソルを8フレームに戻して、 変形→回転→Yを-15にします。 さらに、カーソルを0フレームに戻して、 変形→回転→Yを-150にします。 これで、回転しながらロゴが大きくなって、最後は大きくなって画面いっぱいになるというCGを作ることができました! 回転させることで、ライトの当たり具合が少し変わって立体感が増してきます。 4)素材を合わせてトランジションにする ここでエディットページに戻ります。 今作ったロゴのアニメーションをビデオ2に配置し、 映像を切り替えたいポイントに乗せます。 ロゴアニメーションの最後の「ロゴが画面いっぱいになったところ」でカットします。 つまり、画面がロゴでいっぱいになった隙に、ビデオ1は次の映像に切り替わるように仕掛けます。 これで、ロゴアニメーションによるトランジションは完成です!  

Lesson 21 回転する3Dの地球を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 21 回転する3Dの地球を作る方法 Davinci Resolveでは3Dのオブジェクトを扱うこともできます。 今回は地球が回転する映像を作ってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)Fusionで地球を作る エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 画面真ん中あたりにある球や円錐のあるマークを押し、レンダラー3Dを押します。 3Dオブジェクトを扱うときは、レンダラー3Dにつないでからでないと、MediaOutに映像が出てこないので、とりあえずつないでおきます。 つぎに、Shape3D1を選択した状態で、 シェイプ Sphere サイズ 0.5 に設定します。 Shape3D1の左側の穴を白くすると、左側モニターには白い球が現れていると思います。 ここに、「地球の模様」を配置することにしたいので、 Wikipediaからパブリックドメイン(著作権消滅済み)の世界地図をダウンロードしてきます。NASAが作ったもののようです。ありがたく使わせていただきましょう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/正距円筒図法 このファイル Equirectangular-projection.jpg をノードエディターにドラッグします。 MediaIn1というノードになるので、これをShape3D1の緑色の三角につなぎます。 すると、左側のモニターでは、球が地球模様になりました。 3)地球を回転させる。 では、地球を回転させましょう。 タイムラインの0秒のところにカーソルを置き、 Shape3D1を選択した状態で、 回転 Y の数値の右にある◆を押してキーフレームを打ちます。 ◆は赤くなるはずです。 タイムラインのカーソルを一番右(今は15秒に設定しているので、449フレーム)に持っていき、 回転Yの値を720に設定します。 15秒かけて720°(つまり2回転)する動きをつけられました! 今回はこれで完成です! なお、世界地図は「正距円筒図法」という図法で書かれたものが、球体に貼り付けるのに適しているそうです。別の地図を使う場合は気にしてみてください。  

Lesson 20 桜の花びらが空に舞い散っていく背景を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 20 桜の花びらが空に舞い散っていく背景を作る方法 春なので、桜の花びらが空に舞い散っていく背景を作る方法をご紹介します。 前回に引き続きパーティクルエフェクトを使っていくのですが、3Dのエフェクトなので若干ノードが複雑になってきています。 前回の「星型パーティクル」を作ってからこちらに取り組んでもらう方が良いと思います。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)Fusionでパーティクルを配置する エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 真ん中の再生ボタンの下くらいに、「つぶつぶがたくさん書かれたアイコン」が3つ並んでいます。 この中の、左側の「pエミッター」と右側の「pレンダー」をクリックします。 さらに、「pRender1」を選択した状態で、真ん中の段の右の方にあるカメラ3Dを押します。 さらに続けて、一番右にある「レンダラー3D」を押します。 すると、今ノードたちはこんな感じになっていると思います。 今回は花びらを3D的に回転させたいがために3D用のノードを入れていて、これが基本設定ということになります。 3)パーティクルとカメラを確認 今、一体どういう状態になっているのかを、まずは確認しましょう。 「Renderer3D1」と「MediaOut1」をつなぎ、 「Merge3D1」の左側の穴をクリックして白くします。 すると、左側のモニターに現在の状態が、右側のモニターには最終的な映像の状態が表示されます。 左側のモニターを拡大して見ると、水色の四角がありますが、これがカメラです。 周りにある点々は発生したパーティクルです。 初期の状態では、カメラがパーティクルの発生源にいることになっているので、カメラからパーティクルがほとんど映せてないという状況な訳です。 つまり、カメラの位置をもう少し手前に移動させればパーティクルが映せるはずです。 ただ、パーティクルが点々の状態だと、とても分かりにくいので、先にパーティクルを桜の花びらに変更したいと思います。 4)桜の花びらのパーティクルを設定する イラストACのこちらの素材がとてもかわいいので、これを使わせていただくことにします。 https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=2389946&word=マーブル模様の桜の花びら素材セット ダウンロードしてきた素材(2389946.png)をノードエディターにドラッグします。 すると、「MediaIn1」という名前のノードで表示されます。 左側の穴を白くして左側のモニターに写しておきます。 左下にある花びらだけにしたいので、MediaIn1を選択した状態で、円形のマスクで切り抜きます。 さらに、MediaIn1を選択した状態で、変形を押します。 一旦「Transform1」の右側の穴を白くしておきます。 「Transform1」を選択した状態で、コントロール→変形のところで センター X 0.87 Y 0.85 ピボット X 0.13 Y 0.19 に設定して、花びらがだいたい画面の真ん中にくるようにしておきます。 ピボットは回転の中心にあたる点を設定するもので、こちらも花びらの真ん中あたりにしておきます。 これで花びらの素材は整いました。 次に、これをパーティクルとして設定していきます。 pEmitter1を選択し、スタイルをBitmapに変更します。 Bitmapに変更することで、画像をパーティクルとして設定できるようになります。 先ほど作った花びらの素材の、Transform1からpEmitter1につなぎます。 すると、桜の花びらがパーティクルの画像として入力されて、 モニターに桜の花びらが現れました。 こちらはMerge3D1の左側の穴を白くした時の左側モニターです。 次に、パーティクルの設定を変えていきましょう。 pEmitter1を選択した状態で、以下のように設定します。 ■ コントロール  エミッター   数 4.0   持続時間 90.0  ベロシティ   ベロシティ 0.03   ベロシティの変化 0.01   角度 240.0(180度で下向き、270度で左向きなので、240度は左下向きくらいです)   角度の変化 20.0(つまり、260度から220度の間の向き)  回転   回転モード 進行と同じ向き   常にカメラに向ける チェックを外す  スピン   Xの変化[3D] 30.0   Yの変化[3D] 30.0   Zの変化[3D] 30.0 ■ 領域 All ■ スタイル  Size Controls   Size 0.1   Size Variance 0.02  Fade Controls   In 0.05 Out 0.95 これで再生してみると、少しカメラの前を横切る桜の花びらがあるかな、という感じになっていると思います。 これは、カメラのレンズの位置が、パーティクルの発生する平面と同じところにあるからなので、カメラを後ろに引いてやれば、もっと桜の花びらが映せるようになります。 5)カメラを設定する ということで、Camera3D1を選択した状態で、 コントロール  焦点距離(mm) 35.0 変形  並行移動 Z 1.3 に設定します。 […]