Lesson 30 インクのしみが広がっていくようなトランジション(切り替え効果)を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 30 インクのしみが広がっていくようなトランジション(切り替え効果)を作る方法 紙にインクをこぼした時に、インクのしみが広がっていくような感じで画面が切り替わるトランジションエフェクトを作ってみます。 こんな感じです。 私もWebCMを作る際、ダークな雰囲気を出しながら画面を切り替えたい時によく使っています。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)丸いシェイプを加工する 今回の作戦は、 ・丸いシェイプを用意する ・輪郭をインクのしみのように変化させる ・小さいインクのしみ→大きいインクのしみ→画面全体 と変化させることで、この「しみの形」に従って画面を切り替える。 という感じで行ってみます。 こちらのGeminiに生成してもらったうさぎのイラストを、猫のイラストに切り替えます。 まず、切り替えたい画像(うさぎ)をビデオ1に配置します。 タイムライン上で画像を右クリックして、Fusionで開くを押します。 するとノードエディターには MediaIn→MediaOutだけのノードが現れます。 今回はここからスタートします。 次にツール→シェイプから s楕円形とsレンダーをドラッグしてきてMediaInにつなぎます。 すると、シェイプの形(ここでは円形)にうさぎが切り抜かれています。 ここまでだと「Lesson 08 動画を丸く切り抜く方法」と同じ結果ですが、ここからカスタマイズしていきます。 次に、ディスプレイスをsレンダーとMediaInの間に入れて、さらにディスプレイスにファストノイズをつなぎます。 (ディスプレイスはワープの中に、  ファストノイズはジェネレーターの中にあります。) この時点で、少しシェイプの円がゆがみます。まだ微妙なところですが。 インクをこぼしたみたいになるように、 この形を整えていきます。 ファイストノイズのノードを選択した状態で、 ディテール 2.0 コントラスト 12.0 スケール 10.0 に設定します。 すると、円が変化して、 液体っぽくなったと思います。 うさぎも液体っぽく切り抜かれています。 ちなみにディテールとスケールの値を上げると、液体の粒が細かくなります。 こんなふうに荒々しい感じにすることもできます。 (ディテール 6.0、スケール30.0の場合) 3)シェイプを拡大・縮小してトランジションにする では、シェイプを動かして画面を切り替える効果・トランジションエフェクトにしていきましょう。 sレンダーとディスプレイスの間に、 トランスフォームを入れます。 Transformを選択した状態で、 タイムラインの0秒のところにカーソルをあわせ、 サイズを0にして、◆を押します。 これで、0秒のところでサイズが0というキーフレームが打たれました。 ※キーフレームについて、詳しくは「Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編1)」をお読みください。 続いて、タイムラインが30フレームのところで、 サイズを増やしていき、画像が完全に表示されるまで大きくします。今回は3.0にしました。 すると、何もないところから、 うさぎの画像が「インクのしみが広がるように」登場するようになりました。 では最後に、 猫→インクのしみのように変化→うさぎが登場 という形にしましょう。 猫の画像をドラッグし、登場したMediaIn2をマージでつなぎます。 マージでつなぐ時に、「うさぎレイヤー」が「猫レイヤー」の上側になるように うさぎを緑に、猫を黄色につなぐようにしてください。(緑が上レイヤー、黄色が下レイヤーです) これで完成です!  

Lesson 29 パーティクルエフェクトを駆使して炎を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 29 パーティクルエフェクトを駆使して炎を作る方法 After Effectsのパーティクルで炎を作る方法はいろいろと知られていますので、今回はそれを真似してDaVinci Resolveで炎を出してみたいと思います。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)パーティクルを発生させる エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 まずはパーティクルを発生させます。 Tools→パーティクルのところから、 pエミッターと、pレンダーをノードエディターにドラッグして、 とりあえずMediaOutにつなぎます。 これで少し再生すると、右側モニターに白いつぶつぶが沢山現れてきます。 ではパーティクルを炎っぽい色味に変えていきましょう。 pEmitterを選択した状態で、インスペクタ側で、 まずは「スタイル」の設定です。 Style→Blob にした上で、以下のような設定にします。 Color Over Life Controlsというのが パーティクルが生まれて、消えるまでの間の色の変化を表しています。 赤で生まれて、途中オレンジ色になり、最後また赤く消えていくようにしてあります。 また、Size Over Lifeのグラフも、中ぐらいで生まれ、途中大きくなって、最後には小さくなるようなカーブにしてみました。 次に「コントロール」の設定です。 数は40、持続時間は30フレームにしました。 パーティクルが飛んでいく力と向きを表す「ベロシティ」は0.03にして、向きは上向きになるように90°に設定、向きが少しブレるように角度の変化を20°にしました。 少し再生すると、赤とオレンジの粒子が上に飛んでいく感じになりました。 炎の真ん中を少し白くしたいので、パーティクルを複製して合成します。 pEmitterをコピー&ペーストして複製し、pMergeでつなぎます。 複製した方のpEmitterを選択し、スタイル→Color Over Life Controlsを操作して、ずっと白にします。 コントロールの方は、ベロシティをさらに弱くして、 角度の変化を360°にします。こうすると全ての方向にパーティクルが飛んでいくことになるので、結果的にどこにも飛んで行かず丸い感じになります。 さらに領域→サイズを狭めて、0.06にします。 これで、なんとなく炎っぽくなってきました。 3)見た目を炎に近づける では、徐々に見た目が炎っぽくなるようにしていきましょう。 まず、ワープ→ディスプレイスと、 ジェネレーター→ファストノイズを pRenderの後に追加します。 ファイストノイズは少しディテールとコントラストをあげて、 ディスプレイスで屈折の強度を上げます。 するとなんとなく炎の形が変わります。 今回はこのくらいの値にしてみました。 次に、ブラー→方向ブラーで縦方向にボカします。 だいぶ、炎っぽくなってきました。 次に、ワープ→ベクトルディストーションを追加します。 パーティクルのつぶつぶがぼやけて、炎が光っているようになってきました。 さらにうねりを加えましょう。 OpenFX→ResolveFX ワープ→うねり を追加します。 強く掛けると効きすぎちゃうので、軽く揺らぐ程度にかけます。 さらにワープ→渦もかけてみましょう。 これも強くすると炎とかけ離れてくるので、軽くかけます。 最後に、カラー→カラーコレクターで色味を少し派手にしたら完成です! 少しうねりをもった、なかなか かっこいい炎ができました! 魔法使いと合成すると、炎の魔法を出しているようにもできますね。 これで完成です! (魔法使いと合成前の)最終的なノードはこんな感じです。 すごく長くなっちゃったのですが、 炎の形になるようにパーティクルを出す →縦方向にぼかして、光らせる →炎らしくなるように、うねりや渦で形を整える →さらに色味を整える という流れでやれば様々な大きさ、色、形の炎が作れると思います。 ぜひ試してみてください!  

Lesson 28 シェイプとエクスプレッションで回転する星のパターンを作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 28 シェイプとエクスプレッションで回転する星のパターンを作る方法 DaVinci Resolveでは一定のパターンを画面に敷き詰めることができます。 Adobe Illustratorでパターンを作って配置したり、背景素材サイトからもらってきたパターンを使うこともできますが、それだと静止画しかできません。 ここでは星のシェイプが回転するパターンを作ってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)シェイプで星型を作る エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 Tools→シェイプのところから、 s星と、sレンダーをノードエディターにドラッグして、とりあえずMediaOutにつなぎます。 「sなんとか」というノードは「シェイプ関係」のノードで、これらのノードは必ずsレンダーにつないで使います。 そうでないと、MediaOutや他のノードにつながらないので、覚えておいてください。 こうすると、右側モニターはこんな感じになっていると思います。 では、こちらをカスタマイズしていきます。 今回は少し丸っこいスターを目指してみます。 sStarのノードを選択した状態で、 インスペクタ側で、 ポイント 5 深度 0.47 ソリッド チェックを入れる 境界線の幅 0.04 境界線のスタイル ラウンド に設定します。 すると、星型はこんな感じになっていると思います。 3)星型と背景をマージで合成する 次に星型と背景を合成します。 sRenderとMediaOutの間に、合成を追加して、さらに背景をつなぎます。 この時に、mergeの緑色に星型シェイプ(ここではsレンダー)、mergeの黄色にBackgroundをつなぐようにしてください。緑が上のレイヤー、黄色が下のレイヤーになるので、反対にしちゃうと背景の下にシェイプが隠れて見えなくなってしまいますので注意です。 このままだと、大きい星が一つあるだけなので、mergeの仕方を変更します。 mergeを選択した状態で、 エッジ→ラップ に変更し、サイズを0.08まで下げます。 すると黒い背景に星がたくさん並びました。 4)さらにカスタマイズする もう少しカスタマイズしていきましょう。 星が並んだものをよく見ると、星と星の左右の間隔が離れています。 これは、元々の星のシェイプが16:9で作られているため、左右に何も無い領域が上下に比べて多いからです。 ということで、画像自体を1:1の正方形にしておきましょう。 sRenderを選択し、インスペクタ側で、 自動解像度のチェックを外し、 幅 1080 高さ 1080 に設定します。 すると、sRenderの画像自体が1:1の正方形になり、 星の周りの領域も一定になりました。 これで、右側モニターでも星がきれいな等間隔に並びました。 これはこれで美しいのですが、今回は斜めに並べるようにしてみます。 mergeノードを選択し、角度を45度に設定します。 これで、星が斜めに並びました。 5)エクスプレッションで星を回転させる 最後にエクスプレッションという機能を使って、星を回転させてみます。 sStarノードを選択し、インスペクタ側の 「角度」という文字を右クリックします。 すると、さらにメニューが出てくるので「エクスプレッション」を押します。 すると、角度の下に「新しい入力スペース」が登場するので、 ここに time*-1 と打ち込みます。 これは、「1 フレームごとに角度を -1 ずつ動かしてください」という命令です。*は掛け算(×)と同じ意味です。 もし time*1と打てば、反時計回りに星が回り始めます。 もし time*10と打てば、反時計回りに10倍早く星が回ります。 今回はゆったりと回っている感じにしようと思うので、 time*-1 で行ってみます。 以前別の回でやったようにキーフレームを打つことで星を回転させることはできるのですが、キーフレームには「ここからここまで」という範囲があります。 エクスプレッションには「ここまで」がありませんので、数式に従ってずっと続けてくれるので便利です。 最後に、背景を少し明るくしておきましょう。 Backgroundノードを選択した状態で、 カラーを明るい水色にしておきます。 これで完成です! ちなみに、Fusionコンポジションを12秒に設定して、タイムライン上で複製してつなげると、キレイに回転がつながるループ素材にすることもできます。 ※今回は1フレームあたり1°回転するというエクスプレッションなので、12秒後(360フレーム後)に、星のシェイプが元の角度に戻るからです。  

Lesson 27 マーカーペンでなぞった軌跡に沿って文字を表示させる方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 27 マーカーペンでなぞった軌跡に沿って文字を表示させる方法 太いマーカーペンでなぞった部分だけ、その軌跡にそって文字や画像が表示されるというエフェクトを見たことがあるかもしれません。 今回はHappy Birthdayという文字を、マーカーペンの軌跡に沿って表示させてみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)仕組みを理解する どういう仕掛けになっているか説明します。 まず、黒い背景に、白いマーカーペンで軌跡を書きます。 これはFusionページで、背景レイヤーに、ペイントというノードをつなぐことで作れます。 これを「輝度マスク」として、以下のような画像に適用します。 白い部分が表示され、黒い部分が透明だと認識されるようになって、 結果的に、白い部分だけが表示されるようになります。 あとは、この白いマーカーペンに動きを付けてやることで、 マーカーペンの軌跡にそって、徐々に文字(画像)が表示されるアニメーションにできるというわけです。 この「白いところは輝度が100%→表示される(不透明)」 「黒いところは輝度が0%→表示されない(透明)」という考え方はIllustratorの不透明マスク、Photoshopのレイヤーマスク、After Effectsのルミナンスキーマットなど、ほかの合成ソフトでも共通しているので覚えておくと便利です。 ちなみに50%グレーの場合は、50%透明で表示されます。グレーの度合いで表示される割合が決まるというのも、輝度のマスクの面白いところです。 3)白いマーカーペンで軌跡を描く まずは、素材を用意しましょう。 イラストACから、以下の2つのPNG画像をダウンロードしてきます。 JPEGだと透明部分が付いてこなくて厄介なことになるので、PNGをダウンロードしてください。 誕生日パーティー素材セット かわいいロウソクのバースデーフレーム テキストを表示するところを先に作っていきます。 最終的に、ビデオ1に白い背景、ビデオ2にはロウソクのフレームを配置したいので、テキストにあたる「誕生日パーティー素材セット」はビデオ3にに配置します。 配置したクリップを右クリックして「Fusionページで開く」を押します。 Fusionページのノードエディターを見ると、MediaInとMediaOutだけになっていると思います。 次に、背景とペイントをノードエディターにドラッグしてきて、Background→Paintの順につなぎます。 これで、黒い背景にペイントできるようになりました。 Paintを選択した状態で、モニターの上の方を見ると色々とツールが表示されるのですが、今回はPolylineStrokeを使います。 PolylineStrokeを押してから、左側モニターをクリックしていくと、こういう折れ線を描くことができます。 適当な白い折れ線が描けたところで、一旦MediaInにつないでみましょう。 このままだとまだ右側モニターには変化がありません。 ここで、MediaInを選択した状態で、右側のインスペクタ側で 設定→設定→チャンネル→輝度 に変更します。 この設定で「白いところは表示(不透明)、黒いところは非表示(透明)」という意味になり、先ほどペイントで描いた白い部分だけが、表示されるようになりました。 ただ、このままだと、変なところが表示されていて、うまく行ってないですね。 ちゃんとHappy Birthdayの文字だけ表示されるように調整し直しましょう。 一度、PaintとMediaInの接続を切り、 MediaInの左側の丸を白くし、 Paintノードを選択してください。 そうすると、左側モニターには画像全体が表示されつつ、 ペイントの軌跡も表示されるという便利な状態になります。この状態でPolylineStrokeで軌跡を描いていきましょう。 元々試しに書いていたPolylineStrokeは矢印ツールで囲んでDeleteすると消すことができるので、一旦消してから始めます。 ※めんどくさい場合は、Paintノードをもう一度出してつなぎ直しても良いです。 PolylineStrokeを押してから、文字をなぞるように、ギザギザと軌跡を描いていきます。 一旦MediaInにつないで確認してみましょう。 文字の部分が表示されていますが、線が細いために、まだうまく全体の文字が抜けていないようです。 ということで、Paintノードを選択した状態で、インスペクタ側で、 ブラシコントロール   サイズ 0.07   ソフトネス 0.3 に設定します。 かなり文字は見えるようになりましたが、逆にその他の装飾も少し表示されてしまっています。 このままだと、ゴミみたいに見えるので、ペイントの方の「点」を微調整して、ゴミが見えないように調整します。 これで、綺麗にマスクが切れたので、最後にこのペイントの軌跡をアニメーションさせます。 タイムラインのカーソルを30フレームのところに持っていきます。 タイムラインフレームレートを元々29.97で設定しているので、だいたい1秒のところという意味ですね。 次に、Paintノードを選択した状態で、 ストロークコントロール→端から表示 の右側の◆をクリックして赤くします。 タイムラインのカーソルを0秒に持って行った後に、 ストロークコントロール→端から表示 のスライダーを一番左に動かします。 これで再生してみると、ペイントで書いた白い線の軌跡にそって、Happy Birthdayの文字が表示されるアニメーションがついていると思います。 4)背景を整える では最後に、背景を整えていきましょう。 エディットページに戻り、 エフェクト→ジェネレーター→単色をビデオ1にドラッグします。 ビデオ1の単色を選択した状態で、 インスペクタ→ジェネレーター→カラーを選択し、白にします。 次に、ダウンロードしておいた「ロウソクの画像」をビデオ2にドラッグします。 すると、ちょっと背景に対して、文字が小さい感じがするので、調整しましょう。 ビデオ3のHappy Birthdayの画像を選択した状態で、 インスペクタ→変形   ズーム 1.5   位置 X 0, Y 142 に修正して、Happy Birthdayの文字の大きさを整えます。 これで完成です! 同じ手法で、英語の筆記体の文字をザックリなぞって出すこともできますので、ぜひ使ってみてください。 ※厳密にやろうとすると結構大変なのですが・・・、ザックリならいけます!  

Lesson 26 ハンコ風の画像と文字をポンと押す動画を作る方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 26 ハンコ風の画像と文字をポンと押す動画を作る方法 「合格」とか「お得」とか、ハンコを押すようなテロップを出す演出をしたくなる時があると思います。 今回はそういうエフェクトを作ってみます。 こんな感じです。 では、早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)Fusionでハンコを作る ハンコは、丸の枠と文字を組み合わせれば作れそうです。 まずは、ハンコの丸を作りましょう。 エフェクト→エフェクト→Fusionコンポジションを選択して、ビデオ1にドラッグします。 今回は少しクリップを長くしておきたいので、タイムラインに配置したFusionコンポジションをトリミングして15秒くらいまで伸ばしておきます。 タイムラインの下にあるFusionマークをクリックして、Fusionページに行きます。 まず、「コピペで簡単!DaVinci Resolve fusion用マスク」のページに行き、 ハンコの丸1をコピーして、Fusionのノードエディターにペーストします(貼り付けます)。 次に、stamp_circle_1を押した状態でテキストボタンを押して、テキストを配置します。 Text1を選択した状態で、インスペクタ側で「合格」と打ち込み、文字の位置をハンコの丸の真ん中ぐらいにくるようにドラッグして調整します。 今回はこちらの「筆ごしらえ」という素敵なフリーフォントを使わせていただきました。 https://booth.pm/ja/items/7797956 背景ボタンをノードエディターにドラッグして、MergeからBackgroundにつなぎます。 これで、「丸とハンコの形」をマスクとして背景に適用する という意味になり、背景の色が「丸とハンコの形」に切り抜かれます。 Backgroundノードを選択した状態で、カラーを単色、少し暗い赤に設定します。 今、Backgroundノードの左側の丸を白くすると、左側モニターはこんな感じになっています。 ポンとハンコをつく際には、少し大きめのサイズからハンコをつきたいので、トランスフォームを入れて少し大きくしておきましょう。 変形ボタンをドラッグして、BackgroundとMediaOutにつなぎます。 Transformを選択した状態で、インスペクタ側で、 サイズ 2.1にして、画面いっぱいくらいにしておきます。 ここで、を押して、Editページに戻ります。 3)画像にハンコをつくアニメーションを付ける 合格のハンコは、この画像につきたいと思います。 先に、ハンコの画像を一旦ビデオ2に移動させます。 そして、このうさぎの画像をダウンロードし、画像ファイルをビデオ1に追加します。 タイムラインを1秒のところにカーソルを持って行った状態で、 ビデオ2のハンコのクリップを選択します。 インスペクタ側の設定で、うさぎの左側に合格のハンコがくるように調整します。 ズーム 0.63 位置 X -434、Y -54 回転の角度 7.7 としたら、だいたいうさぎの左側にきました。 真っ直ぐだと味気ないかなと思ったので、少し回転させました。 ここで、ズーム、位置、回転の角度それぞれの右側にある◆を押して、 キーフレームを設定します。 タイムラインのカーソルを0まで戻してから、 ズーム 1.45 位置 X -45 回転の角度 35 に設定します。 これで再生してみると、確かにハンコをつくアニメーションになっていますが、 少しゆっくりすぎます。 最初に1秒に設置したのが遅すぎたようなので、キーフレームをまとめて調整します。 タイムラインのタイムが表示されている部分の上あたりに、キーフレームのマークがあるので、これを押します。 すると、タイムラインのすぐ下に、キーフレームを打ったプロパティたちが表示されます。 1秒のところに打ってあるキーフレームの点を囲むようにドラッグして全部選択し、左側にドラッグします。 すると、左に行くほど、ハンコの決まる尺が短くなるので、ハンコのスピードが早くなっていると思います。 この尺は好みですが、僕は8フレにしておきました。 これで完成です! ポン!というSEを追加しておくと、さらにハンコっぽいですね。 同じ要領で、いろんなハンコをつくことができますので、やってみてください。  

Lesson 05 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編2)/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 05 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編2) 前回(Lesson 04)では、キーフレームを使ってサッカーボールの画像を動かしましたが、右から左に単純に動かしただけでした。 今回はもうちょっとボールらしく縦の動きや、回転の動きも合わせてつけてみましょう。 こんな感じのものを作ります。 早速やってみましょう。 1)位置のキーフレームを追加する Lesson 04の続きから作ります。 ここまでで、再生するとボールが画面右から出てきて、画面左へ3秒で消えていくアニメーションになっています。 前回は位置(X)のキーフレームのみを設定していましたが、今回は(Y)についてもキーフレームを打っていきます。 まず、ボールが少し画面左から出てきたあたりでカーソルを止めます。 タイムは01:00:00:15で、つまり0.5秒(半秒)でした。 ここにカーソルがある状態で、 ボールの画像をタイムラインでクリックしてから、 インスペクタ→ビデオ→変形→位置(Y)の数字をドラッグしてボールを下げて行きます。 覚えやすいように、位置(Y)は -300 にしましょう。 この時、ボールはこのくらいです。 これで再生すると、ボールが右から登場して、半秒で地面に落ちてそのまま地面を滑って左に消えていくという映像になります。 スケートリンクみたいです。 これはこれで面白いんですが、ボールは跳ねるものなので、もう少しキーフレームを打ちましょう。 次に1秒のところにカーソルを合わせて、位置(Y)のキーフレームを打ちます。 次は-100くらいにしてみましょう。 この時に、タイムラインのタイムの上あたりに「◆が3つ重なったようなマーク」がありますが、これを押しておいてください。 すると、通常のタイムラインの下にキーフレームを打ち込んだことがわかるような画面が登場します。 位置のキーフレームを設定したところが目で見てわかりやすくなるので、キーフレームを打つ作業の時には出しておくと便利です。 2)位置のキーフレームをたくさん打って微調整する ここまでで、ボールは一度地面に落ちて、跳ね返りましたね。 これを繰り返して、だんだん私たちがよく知っているボールの動きになるように調整していきます。 一度跳ねたので、今度は01:15のところで地面に落とします。 さらに、跳ねて、地面に落として・・・と繰り返します。 ただ、だんだんボールは跳ねなくなりますよね。次に跳ねる時にはさっきよりも少し地面に近い位置に跳ねさせます。 ここまでのタイムラインはこんな感じです。 タイムと位置(Y)の値だけ書き出したのがこちらです。 00:00   0  (空中) 00:15   -300(地面) 01:00   -100(跳ねる) 01:15   -300(地面) 02:00   -200(跳ねる) 02:15   -300(地面) 02:23   -280(跳ねる) 03:00   -300(地面) ここまでの映像はこんな感じです。 3)イージーイーズで滑らかにする 1秒のところ、つまりボールが一度目に跳ねたところですが、少しカクっとしている気がします。 実際の物理現象としては、放物線を描くようになっています。ボールが一番上にきた時に、スピードは緩やかに遅くなって頂点で一度ゼロになり、また重力に引かれて加速度的に早くなっていくわけです。キーフレームを打った瞬間はこれが表現できていなくて違和感が出ているので、これをなんとなく表現していきます。 1秒のところにカーソルを合わせた状態で、パラメーターと書いてある部分の左にある「⚪︎と←」のようなアイコンを押します。 すると、パラメーターの画面が「折れ線グラフのような設定」に切り替わります。 位置(Y)の折れ線は紫色のようなので、紫色の点で右クリックして、 Ease In and Outをクリックします。この処理を「イージーイーズする」といいます。 さらに、左右に伸びている「ハンドル」を「平行を保ったまま」縮めて行きます。 「平行じゃなくなる」と、ボールが変な動きをするので気をつけてください。 「ハンドル」は3フレずつぐらいにするのが良さそうですが、ここはお好みで。 ついでに、2秒のところのキーフレームもイージーイーズさせておきましょう。 今、映像はこんな感じになりました。 だいぶ、ボールっぽくなってきましたね。 4)回転のキーフレームを打って転がす あとは回転のキーフレームを打ってボールを転がしましょう。 0秒のところにカーソルを合わせ、ボールの画像を選択した状態で、 インスペクタ→ビデオ→変形→回転の角度のところで、数字は0.000のままで、◆を押してキーフレームを打ちます。 すると、◆が赤くなったと思います。これで回転のキーフレームが打てました。 続いて、3秒のところにカーソルを合わせ、 ボールの画像を選択した状態で、「回転の角度」を720にします。角度なので360度で1回転、720度は2回転というわけですね。 ピッタリ2回転が正解かどうかわかりませんが、自然に見えるように、ここもお好みで調整してください。 これで書き出したものがこちらです。 わりとボールらしくなったのではないでしょうか。 ※厳密に言うとボールの影まで回転するのはおかしいのですが・・・。 このようにキーフレームを設定することで画像を細かく動かすことができるようになります。 いろいろと応用の効く技術なので、ぜひ覚えておいてください。    

Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編1)/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 04 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編1) 動画の中で静止画を動かす方法としては、大きく2つに分けられます。 1つ目は、動かす系のエフェクトをかける方法。 2つ目は、キーフレームというのを打ち込んで、静止画そのものを移動させる方法です。 前回(Lesson 03)では、動かす系のエフェクトをかけて人物のイラストを動かしました。 今回はキーフレームという仕組みを使って、ボールの画像を動かして見ましょう。 こんな感じのものを作ります。 早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)画像を用意する 今回はいらすとやさんから「サッカーボールの画像」と「学校の背景」の画像をダウンロードしてきてみました。 元素材のURLはこちらです。 https://www.irasutoya.com/2015/01/blog-post_273.html https://www.irasutoya.com/2016/01/blog-post_851.html 3)タイムラインに画像を配置する 画像をダウンロードしてきたフォルダから、「学校の背景」の画像を選択して、ビデオ1にドラッグして配置します。 続いて、「サッカーボールの画像」をビデオ2にドラッグして配置します。 「学校の背景」と「サッカーボール」が合成されて、こんな感じになっていると思います。 サッカーボールがデカすぎますが、この後修正します。 4)サッカーボールを右から左へ動かす では、サッカーボールが右から左へ動くように、キーフレームを使って動きを付けていきます。 その前に、さすがに背景に対してボールがデカ過ぎると思うので、まずはボールを縮小しましょう。 タイムラインのビデオ2に配置したボールのクリップを選択した状態で、右上にあるインスペクタの ビデオ→変形→ズーム というところを調整します。 元々は1.000になっていますが、0.300くらいにしましょう。 すると、校庭の絵に対して、ボールはこのくらいになりました。 続いて、タイムラインの最初のフレームにカーソルを合わせます。 タイムは01:00:00:00となっていると思います。 この瞬間のボールの位置を設定します。 今回は、画面の右側からボールが登場して、左側に消えていくようにしたいので、 画面の右側にはみ出る位置にボールを配置したいと思います。 タイムラインでボールの画像を選択した状態で、 インスペクタ→ビデオ→変形→位置X の値を 右にドラッグして増やしていきます。 だいたい2000くらいのところでボールが画面から消えたと思います。 ここで、Yの右側にある「 ◆ 」のマークを押します。 「 ◆ 」が赤に変わったと思います。 これで、このタイムで「位置のキーフレーム」を打つことが出来ました。 続いて、タイムラインのカーソルを3秒のところに合わせます。 またインスペクタ側に行き、 インスペクタ→ビデオ→変形→位置X の値を 左にドラッグして数値を減らして行きます。 すると、画面上では、ボールが徐々に左に移動して行って、-2000くらいのところで、画面から消えると思います。 なので、Xの値は -2000にしましょう。 ここでは「 ◆ 」を押す必要はなく、自動的に位置のキーフレームが設定されます。 むしろ、「 ◆ 」を押すと、キーフレームが解除されてしまうので、ここでは押さないようにしましょう。 これで、ボールを右から左に動かすことができました! このように、キーフレームを使うと、 ・スタート時間の画像の位置 ・終了時間の画像の位置 を設定することができるので、画像をアニメーションさせることができます。 5)動画を書き出す 最後にmp4で書き出しましょう。 映像の書き出しは、画面下のデリバーという画面から行います。 今までは「エディット」になっていたと思いますが、「デリバー」をクリックします。 ビデオの書き出しのところで、 ブラウズ→保存先を選択します フォーマット→MP4 コーデック→H.264 を選び、「レンダーキューに追加」を押します。 すると、右上にジョブが一つ追加されるので、「1をレンダー」を押して動画ファイルを書き出します。 うまくいけば、指定したフォルダにmp4ファイルが書き出されているはずです。再生して確かめてみましょう。   ただ、今回のものだけだと、なんだか単純すぎてつまらないですよね。 次回はもう少しボールっぽい動きになるように、凝ったキーフレームを打ってみましょう。    

Lesson 03 動画の中で静止画を動かす方法(エフェクト編)/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 03 動画の中で静止画を動かす方法(エフェクト編) 動画の中で静止画を動かす方法としては、大きく2つに分けられます。 1つ目は、動かす系のエフェクトをかける方法。 2つ目は、キーフレームというのを打ち込んで、静止画そのものを移動させる方法です。 まずは、動かす系のエフェクトをかけて静止画を動かす方法についてご紹介します。 こんな感じのものを作ります。 早速やってみましょう。 1)タイムラインの設定 まずは、タイムラインを設定します。 ファイル→新規タイムラインをクリックし、 プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。 今回は横型にしたいので、 解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。 タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。 これで作成を押すとタイムラインが作られます。 2)画像を用意する 今回はいらすとやさんから「走っている人の画像」と「オフィス街の背景」の画像をダウンロードしてきてみました。 元素材のURLはこちらです。 https://www.irasutoya.com/2012/02/blog-post_1278.html https://www.irasutoya.com/2016/01/blog-post_351.html 3)タイムラインに画像を配置する 画像をダウンロードしてきたフォルダから、「オフィス街の背景」の画像を選択して、ビデオ1にドラッグして配置します。 続いて、「走っている人の画像」をビデオ2にドラッグして配置します。 「オフィス街の背景」と「走っている人」が合成されて、こんな感じの「オフィス街を走る人」になっていると思います。 4)走る人を動かす では、画面右から人が走ってきて、画面に入るようにしてみましょう。 エフェクト→ビデオトランジション→モーション→プッシュを、 ビデオ2に配置した「走っている人」の左側にドラッグして適用します。 これで再生してみると、 画面左側から「走っている人」が画面中央に入ってくるような動きになっていると思います。 後ろ向きに走っているみたいで不自然なので、右から入ってくるように修正します。 エフェクトがかかっている部分をクリックして選択した状態で、 画面右側にあるインスペクタ→トランジション→プリセットのところを、 「プッシュ右」に変更します。 これで右から「走っている人が登場する」ようになりました。 今は長さが1秒になっていますが、これを短くすると、早く走ってくるようにすることもできます。(逆に遅くすることもできます。) 「プッシュ上」に変更すると、下から上へ上がってくるようにすることもできます。 インスペクタのパラメータをいろいろ変えると動き方を変化させることができるので、いろいろ遊んでみてください。 6)動画を書き出す 最後にmp4で書き出しましょう。 映像の書き出しは、画面下のデリバーという画面から行います。 今までは「エディット」になっていたと思いますが、「デリバー」をクリックします。 ビデオの書き出しのところで、 ブラウズ→保存先を選択します フォーマット→MP4 コーデック→H.264 を選び、「レンダーキューに追加」を押します。 すると、右上にジョブが一つ追加されるので、「1をレンダー」を押して動画ファイルを書き出します。 うまくいけば、指定したフォルダにmp4ファイルが書き出されているはずです。再生して確かめてみましょう。   今回は、エフェクトで静止画を動かす方法をご紹介しました。 次は別のやり方で動かしてみましょう。