動画・映像とフレームレート

動画・映像とフレームレート
動画・映像とフレームレート

そもそも動画や映像とは?

そもそも動画や映像というのは何かというと、静止画が連続で切り替わっていることで、動いているように見えているものです。音声は付いていることが多いですが、あってもなくても映像ですね。

古くは1893年にエジソンがキネトスコープという装置を作りました。
これは、箱の中にフィルムが入っていて、装置の上から覗くと動く映像を見ることができるという仕組みだったそうです。

実は現在の映像も理屈は同じで、連続した静止画が一定のスピードで切り替わることで、動いて見えるようになっています。


キネトスコープ

フレームレートについて

では、どのくらいのスピードで静止画が切り替わっているのか?
これを表した値を「フレームレート」と言います。
通常のデジタルテレビ放送は、29.97fps(フレーム・パー・セカンド)という値で、1秒間に29.97回の割合で静止画が切り替わっていることになります。
だいたい1秒間に30枚くらいということですね。

また、映画では、23.976fpsという値が使われています。こちらは1秒間にだいたい24枚ということです。
1800年代後半、フィルムで映画を撮っていた時代には、16fps〜26fpsのいろいろなフレームレートが使われていたらしいのですが、1920年代後半にかけて音声と一体となった映画が作られていくにつれ、24fpsというのが標準になっていったとのことです。この24fpsというのが一番最小限のフィルムを使いつつ、音が聞きやすい最適なフレームレートだということなったからです。

なお、4Kハンディカムなどの設定では、60fpsというのも選ぶことができます。
フレームレートが高いほど、映像はブレが少ない滑らかな映像になっていきますが、その分ファイルの容量は増えちゃうのでなかなか難しいところです。
編集の時のやりやすさにも関わってくるんですが、一旦は30fpsが基本だと思っておくと良いと思います。

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