Lesson 07 動画に板テロップを入れる方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 07 動画に板テロップを入れる方法

定番のテロップのひとつに「帯テロップ」や「板テロップ」があります。
ベースの「帯」や「板」の雰囲気を動画に合わせて変えることで、動画の見栄えをよくすることができます。

先日は「帯テロップ」を入れたので、今回は「板テロップ」を入れてみましょう。
こんな感じです。

では、早速やってみましょう。

1)タイムラインの設定

まずは、タイムラインを設定します。

ファイル→新規タイムラインをクリックし、
プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。
今回は横型にしたいので、
解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。
タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。
これで作成を押すとタイムラインが作られます。

タイムラインの設定

2)動画と画像を用意する

今回はMotion Elementsから海外の観光名所の映像を無料でダウンロードしてきました。
元素材のURLはこちらです。
https://www.motionelements.com/ja/stock-video-32973553-khajoo-bridge-tourist-attraction-in-isfahan-iran

ハーシュ橋のイメージ

3)タイムラインに画像を配置する

映像をダウンロードしてきたフォルダから、観光名所の映像を選択して、ビデオ1にドラッグして配置します。

ビデオ1に映像を配置

今回の映像は、川の水面からパンアップして(カメラを上方向に向けて)いるので、パンアップの動き出しから使うことにします。
大体カメラを動かし出すところにカーソルを合わせます。(だいたい1秒20フレくらいでした)

トリミングする

クリップの左側をつまんでドラッグし、トリミングします。

不要な部分をトリミングする

そのクリップを選択して、左に移動させておきます。

左に移動させておく

これで、冒頭の少し不要な部分は削除できました。
後ろもちょっと長い気がするので、後ろもトリミングしておきます。
全体で7秒10フレにしました。

前後をトリミングして短くする

今のところ、こんな感じです。

4)単色の画像を配置する

次に、板テロップとなるための「単色の画像」を映像の上に配置します。
画面左上にあるエフェクト→ツールボックス→ジェネレーター→単色を選択し、
ビデオ2にドラッグして配置します。

単色を配置

単色マットを配置

タイムラインはこんな感じで、ビデオ1の映像の上に、ビデオ2の単色の画像が配置された形になります。
この時、画面は真っ黒になっていると思います。

5)単色の画像をクロップする

次に、板の形になるように画像を切り抜いていきます。
「帯テロップ」の時と同じ「クロップ」を使います。

タイムライン上で「単色の画像」を選択した状態で、
インスペクタ→ビデオ→設定をクリックし、
クロップのところを修正していきます。

左クロップ 70
右クロップ 70
上クロップ 800
下クロップ 40 にしてみました。

クロップの設定

ちょうどセーフエリアに収まるくらいになっていると思います。

板テロップの様子

6)板の色味を変える

タイムライン上の単色マットのクリップを選択した状態で、
インスペクタ→ビデオ→ジェネレーター→カラーを押します。
今回はオレンジ色の光が特徴的なので、薄めの黄色(淡いオレンジ?)にしてみました。ここはお好みで。
(一応、数字でいうと Red 247、Green 225、Blue 192  HEXでいうと#F7E1C0)

薄めの黄色

板の色を変えました

7)文字を打ち込む

では、帯に文字を打ち込んで行きましょう。
画面左上にあるエフェクト→タイトル→テキストを選択し、
ビデオ3にドラッグします。

テキストを配置する

文字を配置

画面にはBasic Titleという白い文字が出ていると思います。
これをインスペクタ側で修正していきます。

タイムラインのビデオ3に配置したテキストをクリックした状態で、
インスペクタ→ビデオ→タイトルのところを変更します。

帯テロップは主に映像の情報を記載するもので、3行くらいまでにまとめると収まりが良いと思います。
今回は淡く黄色い帯なので、タイトルは濃い茶色、本文は黒い文字にしてみました。

ハージュ橋のテロップ

この時、文字全体の横幅に対して、板テロップの幅が少し大きかったようなので、
板の方をトリミングして合わせていきます。

タイムラインで板のクリップを選択し、再びクロップで調整します。
左クロップ 308
右クロップ 308 にしました。

板部分をクロップして調整

8)下から出てくるトランジションを付ける

この板テロップは、画面下から出てくるように仕掛けましょう。

エフェクト→ビデオトランジション→モーション→スライドを選択し、
板と、テキストのクリップの左側にそれぞれ適用します。

スライドのトランジション

トランジションを適用

さらに、トランジションを仕掛けたところを2つともSHIFTキーを押しながら両方選択して、
インスペクタ→トランジションのところで
長さ→0.8秒 24フレーム
プリセット→スライド下から上
方向→イン
イーズ→イン
にしました。

トランジションの設定

最後にタイムラインの映像の尺と、テロップの尺をトリミングして合わせておきましょう。

トリミングして尺を合わせる

これで板テロップを入れた動画が完成しました!

 

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