Lesson 08 動画を丸く切り抜く方法/DaVinci Resolve 動画制作講座

Lesson 08 動画を丸く切り抜く方法

今回は動画を丸く切り抜く方法についてご紹介します。
こんな感じです。

今回はこのように猫動画を丸く切り抜きますが、もちろん人物の動画を切り抜くことも、画像素材を切り抜くこともできます。
では、早速やってみましょう。

1)タイムラインの設定

まずは、タイムラインを設定します。

ファイル→新規タイムラインをクリックし、
プロジェクト設定のチェックをはずしてから、フォーマットをクリックします。
今回は横型にしたいので、
解像度と書いてあるところに、1920 x 1080 を入力します。
タイムラインフレームレートは29.97fpsにしておきましょう。
これで作成を押すとタイムラインが作られます。

タイムラインの設定

2)動画と画像を用意する

今回はMotion Elementsから眠そうな猫の映像を無料でダウンロードしてきました。
元素材のURLはこちらです。
https://www.motionelements.com/ja/stock-video-31331186-okinawa-cat

猫動画

3)タイムラインに画像を配置する

映像をダウンロードしてきたフォルダから、猫の映像を選択して、ビデオ1にドラッグして配置します。

ビデオ1に映像を配置

4)フュージョン(Fusion)のページで丸く切り抜く

先日は四角い「板テロップ」を作るために、画像を「クロップ」して切り抜きました。
なのですが、実は「クロップ」では丸く切り抜くことができません。

そこでより細かい加工ができるページ「フュージョン(Fusion)」へ移動してから切り抜きます。
画面一番下の列にある「棒とキラキラ」のアイコンが「フュージョン(Fusion)」ページへいくためのボタンなので、これを押します。
「エディット」の右隣にあります。

すると画面が切り替わり、下の方にはこんな感じの図が書かれています。
これは「ノードエディター」と呼ばれる編集画面で、これまでのレイヤー構造とは別の仕組みになっています。

ノードエディターの初期値

左側にある「MediaIn1」というのが、タイムラインから送られて来ている映像(つまり猫動画)で、最終的に「MediaOut1」からタイムラインに映像が戻されます。
今はまだ何も加工していないので、猫動画が入って、そのまま猫動画がタイムラインに戻っているという状態です。

では、この猫動画を丸く切り抜いてみましょう。

MedeaIn1を選択した状態で、
画面真ん中あたりにある「丸いアイコン」をクリックします。

丸いアイコンを押す

すると、ノードエディターの右上のモニター部分が変化し、猫が丸く切り抜けました。
なお、「濃いグレーと薄いグレーのチェック模様」は「ここが透明である」ということを表しています。

猫動画を切り抜けた

この時、ノードエディター側はこんな感じになっていると思います。

Ellipseで切り抜いたノード

これは、MediaIn1で入ってくる映像をEllipse(つまり丸型)マスクで切り抜いて、MediaOut1に送ってるよ、という意味になっています。

ということでうまく切り抜けたかどうか、エディターに戻って確かめてみましょう。

画面下の「棒が重なったようなマーク」を押してエディターに戻ります。

エディターに戻る

5)猫動画の下に背景を付ける

エディターに戻ってみると、猫が丸く切り抜かれていて、周りが黒くなっています。

猫が切り抜けた

黒は背景が何もないという意味なので、何か背景を足しましょう。

タイムラインで猫のクリップをドラッグしてビデオ2に持っていきます。

猫動画をビデオ2にドラッグ

エフェクト→ジェネレーター→Paperをビデオ1にドラッグします。

Paperをドラッグ

Paperをビデオ1にドラッグ

これで、Paperというテクスチャの上に、猫動画を配置することができました。

6)猫の位置と大きさを調整して、テロップを入れる

最後に猫の位置と大きさを調整して、テロップを入れましょう。

猫のクリップを選択した状態で、
インスペクタ→ビデオ→変形で、
ズーム 0.75
位置 X -400 Y 0 にします。
猫が画面左側に寄りました。

猫を左に寄せた

エフェクト→タイトル→テキストをビデオ3にドラッグします。

インスペクタ側で、文字を調整します。
丸文字、濃い茶色にしてみました。

テロップを入れた猫動画

最後にテロップにフェードイン&フェードアウトを入れておきましょう。

タイムラインの背景とテロップの尺を、猫動画となじむように伸ばしておきます。

その上で、
エフェクト→ビデオトランジション→クロスディゾルブを選択し、
テロップのクリップの両端にドラッグして適用します。

テロップにクロスディゾルブを適用

これで完成です!

 

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