Lesson 05 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編2)/DaVinci Resolve 動画制作講座
Lesson 05 動画の中で静止画を動かす方法(キーフレーム編2)
前回(Lesson 04)では、キーフレームを使ってサッカーボールの画像を動かしましたが、右から左に単純に動かしただけでした。
今回はもうちょっとボールらしく縦の動きや、回転の動きも合わせてつけてみましょう。
こんな感じのものを作ります。
早速やってみましょう。
1)位置のキーフレームを追加する
Lesson 04の続きから作ります。
ここまでで、再生するとボールが画面右から出てきて、画面左へ3秒で消えていくアニメーションになっています。
前回は位置(X)のキーフレームのみを設定していましたが、今回は(Y)についてもキーフレームを打っていきます。
まず、ボールが少し画面左から出てきたあたりでカーソルを止めます。

タイムは01:00:00:15で、つまり0.5秒(半秒)でした。
ここにカーソルがある状態で、
ボールの画像をタイムラインでクリックしてから、
インスペクタ→ビデオ→変形→位置(Y)の数字をドラッグしてボールを下げて行きます。
覚えやすいように、位置(Y)は -300 にしましょう。

この時、ボールはこのくらいです。

これで再生すると、ボールが右から登場して、半秒で地面に落ちてそのまま地面を滑って左に消えていくという映像になります。
スケートリンクみたいです。
これはこれで面白いんですが、ボールは跳ねるものなので、もう少しキーフレームを打ちましょう。
次に1秒のところにカーソルを合わせて、位置(Y)のキーフレームを打ちます。
次は-100くらいにしてみましょう。
この時に、タイムラインのタイムの上あたりに「◆が3つ重なったようなマーク」がありますが、これを押しておいてください。
すると、通常のタイムラインの下にキーフレームを打ち込んだことがわかるような画面が登場します。
位置のキーフレームを設定したところが目で見てわかりやすくなるので、キーフレームを打つ作業の時には出しておくと便利です。

2)位置のキーフレームをたくさん打って微調整する
ここまでで、ボールは一度地面に落ちて、跳ね返りましたね。
これを繰り返して、だんだん私たちがよく知っているボールの動きになるように調整していきます。
一度跳ねたので、今度は01:15のところで地面に落とします。
さらに、跳ねて、地面に落として・・・と繰り返します。
ただ、だんだんボールは跳ねなくなりますよね。次に跳ねる時にはさっきよりも少し地面に近い位置に跳ねさせます。
ここまでのタイムラインはこんな感じです。
タイムと位置(Y)の値だけ書き出したのがこちらです。
00:00 0 (空中)
00:15 -300(地面)
01:00 -100(跳ねる)
01:15 -300(地面)
02:00 -200(跳ねる)
02:15 -300(地面)
02:23 -280(跳ねる)
03:00 -300(地面)

ここまでの映像はこんな感じです。
3)イージーイーズで滑らかにする
1秒のところ、つまりボールが一度目に跳ねたところですが、少しカクっとしている気がします。
実際の物理現象としては、放物線を描くようになっています。ボールが一番上にきた時に、スピードは緩やかに遅くなって頂点で一度ゼロになり、また重力に引かれて加速度的に早くなっていくわけです。キーフレームを打った瞬間はこれが表現できていなくて違和感が出ているので、これをなんとなく表現していきます。
1秒のところにカーソルを合わせた状態で、パラメーターと書いてある部分の左にある「⚪︎と←」のようなアイコンを押します。
すると、パラメーターの画面が「折れ線グラフのような設定」に切り替わります。

位置(Y)の折れ線は紫色のようなので、紫色の点で右クリックして、
Ease In and Outをクリックします。この処理を「イージーイーズする」といいます。

さらに、左右に伸びている「ハンドル」を「平行を保ったまま」縮めて行きます。
「平行じゃなくなる」と、ボールが変な動きをするので気をつけてください。
「ハンドル」は3フレずつぐらいにするのが良さそうですが、ここはお好みで。
ついでに、2秒のところのキーフレームもイージーイーズさせておきましょう。
今、映像はこんな感じになりました。
だいぶ、ボールっぽくなってきましたね。
4)回転のキーフレームを打って転がす
あとは回転のキーフレームを打ってボールを転がしましょう。
0秒のところにカーソルを合わせ、ボールの画像を選択した状態で、
インスペクタ→ビデオ→変形→回転の角度のところで、数字は0.000のままで、◆を押してキーフレームを打ちます。
すると、◆が赤くなったと思います。これで回転のキーフレームが打てました。

続いて、3秒のところにカーソルを合わせ、
ボールの画像を選択した状態で、「回転の角度」を720にします。角度なので360度で1回転、720度は2回転というわけですね。
ピッタリ2回転が正解かどうかわかりませんが、自然に見えるように、ここもお好みで調整してください。
これで書き出したものがこちらです。
わりとボールらしくなったのではないでしょうか。
※厳密に言うとボールの影まで回転するのはおかしいのですが・・・。
このようにキーフレームを設定することで画像を細かく動かすことができるようになります。
いろいろと応用の効く技術なので、ぜひ覚えておいてください。
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